【映画コラム】本作りに魅せられた男を描く『世界一美しい本を作る男-シュタイデルとの旅-』

映画2013年9月14日

 ドイツのゲッティンゲンで小さな出版社を経営するゲルハルト・シュタイデルに密着取材したドキュメンタリー映画『世界一美しい本を作る男-シュタイデルとの旅-』が21日から全国順次公開される。   シュタイデル社は、書籍の編集からディレクション、 … 続きを読む

【映画コラム】日米の映画交流の中から生まれた『許されざる者』

映画2013年9月7日

 クリント・イーストウッドが監督・主演し、作品賞など計4部門でアカデミー賞を受賞した『許されざる者』(92)。この名作西部劇を、明治初頭の北海道に舞台を移してリメークした日本版『許されざる者』が13日から公開される。監督・脚本は『フラガール … 続きを読む

【映画コラム】“大人の映画”という印象が強く残る『夏の終り』

映画2013年8月31日

 瀬戸内寂聴の自伝的小説を映画化した『夏の終り』が31日から公開された。一人の女と二人の男の、センセーショナルな愛の物語だ。  着物の染色で生計を立てている知子(満島ひかり)は、妻と自分との間を行き来する年上の作家・慎吾(小林薫)と暮らして … 続きを読む

【映画コラム】 SFと歴史再現ドラマを融合させた『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』

映画2013年8月24日

 NHKで放送中のドキュメンタリー風歴史教養番組を映画化した『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』が31日から公開される。  基本的な設定はテレビ版と同じ。タイムスクープ社の第二調査部に所属する“時空ジャーナリスト”の沢嶋雄一 … 続きを読む

【映画コラム】 『パシフィック・リム』から『マン・オブ・スティール』まで。3D映画、真夏の大逆襲!?

映画2013年8月10日

 2009年に公開された『アバター』の成功を機に、映画界を席巻した3D(立体)映画。新たな金の鉱脈発見かと騒がれたが、“猫もしゃくしも3Dで”という粗製乱造が災いし、ブームもすっかり下火になった感があった。ところが、猛暑が続く8月の日本で、 … 続きを読む

【映画コラム】『終戦のエンペラー』と『31年目の夫婦げんか』が公開中のトミー・リー・ジョーンズ

映画2013年8月3日

 個性派俳優トミー・リー・ジョーンズが、連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーを演じた『終戦のエンペラー』が好調な興行成績を示している。メリル・ストリープと夫婦役を演じたコメディー『31年目の夫婦げんか』も公開中だ。今年は、この2作のほか … 続きを読む

【映画コラム】 『パイレーツ~』シリーズを西部劇に移植した『ローン・レンジャー』

映画2013年7月27日

 『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを大ヒットさせた、製作ジェリー・ブラッカイマー、監督ゴア・ヴァービンスキー、主演ジョニー・デップのトリオが、新たに作り上げたアクション超大作『ローン・レンジャー』が8月2日から全国公開される。  『 … 続きを読む

【映画コラム】 「空に憧れて 空をかけていく」宮崎駿監督の最新作『風立ちぬ』

映画2013年7月20日

 『崖の上のポニョ』(08)以来5年ぶりとなる宮崎駿監督の最新アニメーション映画『風立ちぬ』が20日から公開された。  本作の舞台となるのは1920年代。ゼロ戦の設計者として知られる堀越二郎と作家・堀辰雄をモデルに創作した青年技師・二郎の半 … 続きを読む

【映画コラム】 新たな観点から原爆の問題にアプローチした『爆心 長崎の空』

映画2013年7月6日

 芥川賞作家で長崎原爆資料館の館長も務める青来有一氏の連作短編集を映画化した『爆心 長崎の空』が20日から全国順次公開される。本作は、被爆という過去を引きずる長崎を舞台に、ある日突然母を亡くした娘(北乃きい)と、子を亡くした母(稲森いずみ) … 続きを読む

【映画コラム】 世界文化遺産に登録された富士山を舞台にした『樹海のふたり』

映画2013年6月22日

 お笑いコンビ、インパルスの板倉俊之と堤下敦を主役に起用し、数々のテレビドキュメンタリーを制作した山口秀矢が脚本・監督を手掛けた『樹海のふたり』が7月6日から公開される。本作は、テレビの報道番組の特集コーナーで自殺志願者に取材したディレクタ … 続きを読む

【映画コラム】 いかだで8000キロの航海をした男たちの実話を映画化した『コン・ティキ』

映画2013年6月15日

 1947年、ノルウェーの人類学者トール・ヘイエルダールと5人の乗組員が、古代のいかだを再現したコン・ティキ(インカ帝国の太陽神ビラコチャの別名)号に乗って、南米のペルーからポリネシアまで太平洋横断を試みた。風と波を動力に、太陽と星を道しる … 続きを読む

【映画コラム】 木下惠介監督生誕100年記念映画『はじまりのみち』

映画2013年6月8日

 日本映画の黄金時代を支えた木下惠介監督の生誕100年記念映画として製作された『はじまりのみち』が1日から全国公開されている。  舞台は第2次世界大戦末期。軍事当局は木下が監督した『陸軍』(44)のラストシーンが戦意高揚の役割を果たしていな … 続きを読む

【映画コラム】 フィリップ・K・ディックを思わせるSF『オブリビオン』

映画2013年6月1日

 トム・クルーズ主演のSF大作『オブリビオン』が5月31日から公開された。  まずは簡単な粗筋からご紹介しよう。2077年、エイリアンの攻撃を受けて地球は壊滅。生き残った人類は他の惑星に移住した。ジャックは同僚の女性と共に、高度千メートルの … 続きを読む

【映画コラム】 ブルース・リーの師匠イップ・マンが登場する『グランド・マスター』

映画2013年5月25日

 歴史カンフーアクション大作『グランド・マスター』が31日から全国公開される。  本作は、『恋する惑星』(94)、『天使の涙』(95)、『ブエノスアイレス』(97)などで知られるウォン・カーウァイ監督が、中国の伝説の武術家・葉問=イップ・マ … 続きを読む

【映画コラム】 『探偵はBARにいる2~』、『清須会議』と主演作が続く大泉洋に注目

映画2013年5月18日

 名無しの探偵(大泉洋)と相棒の高田(松田龍平)の迷?コンビが難事件に挑むシリーズ第2弾『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』が大ヒット公開中。本作は、大泉の地元、北海道・札幌の歓楽街ススキノを舞台に繰り広げられるハードボイルドアクショ … 続きを読む

【映画コラム】 『県庁おもてなし課』をはじめ“ご当地映画”が続々登場

映画2013年5月11日

 関ジャニ∞の錦戸亮が主演した『県庁おもてなし課』が11日から全国公開された。この映画の原作は『図書館戦争』など著作の映画化が相次ぐ有川浩の同名小説。彼女の出身地である高知の県庁に実在する“おもてなし課”が舞台となっている。錦戸演じる若手県 … 続きを読む

【映画コラム】 ダスティン・ホフマン、75歳の監督デビュー作『カルテット!人生のオペラハウス』

映画2013年4月27日

 公開中の『カルテット!人生のオペラハウス』が好評を得ている。本作は『クレイマー、クレイマー』(79)と『レインマン』(88)で2度のアカデミー賞主演男優賞に輝いたダスティン・ホフマンが75歳にして監督デビューを果たした作品。引退した音楽家 … 続きを読む

【映画コラム】 正義とは一体何なのかを問い掛ける『藁の楯 わらのたて』

映画2013年4月20日

 10億円の懸賞金が懸けられた女児殺害犯・清丸の身柄を、48時間以内に福岡から警視庁まで移送するSPたちの姿を描いたサスペンスアクション『藁の楯 わらのたて』が26日から公開される。  三池崇史監督は、物語の縦糸として、護送車、新幹線、乗用 … 続きを読む

【映画コラム】 ウイスキーを介して厳しい現実と奇跡をブレンドした『天使の分け前』

映画2013年4月6日

 舞台はスコットランド。暴力事件を起こし、社会奉仕活動を命じられたロビーは、現場の指導者でウイスキーの愛好家でもあるハリーと出会い、自分にテイスティングの才能があることを知る。そして、たる入りの超高級ウイスキーがオークションに出品されること … 続きを読む

【映画コラム】 夫婦の視点から映画製作の舞台裏を描いた『ヒッチコック』

映画2013年3月30日

 『レベッカ』『裏窓』『めまい』『北北西に進路を取れ』『鳥』など数多くの名作を残し、“サスペンスの神”と呼ばれた映画監督アルフレド・ヒチコック。彼の晩年の傑作である『サイコ』の製作の舞台裏を描いた『ヒッチコック』が4月5日から公開される。 … 続きを読む

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