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近藤 モータースポーツをアピールできるということだけでも非常にうれしいんですけどね。今回このお仕事を受けさせていただいた理由の一つもそこにあります。もう一つの理由は、ジャニーさんから散々の電話攻撃に遭いまして。ジャニーさんから久しぶりに毎日のように電話がかかってきまして、最初名前を言わないんで、誰か分かんなかったんですよね。それで、非通知でかけてくるんですよね。
近藤 「俺俺俺俺! 俺! 電話ちょうだい」って言って切られるんですよ。なんかの詐欺に引っ掛かっちゃうのかと思って、出るのやめようと思ってました(笑)。でも何日も何日もかかってくるんですね。それで、「俺俺俺俺!」の後に、「ちょっとユーに話があるんだけど」って。「ユーに話がある」ってこれはまさしくジャニーさんだなと思いまして、すぐにかけ直しましたら、このお話だったということで、受けさせていただきました。その時にいろんなレースの話をさせていただきました。レースシーンっていうのは、本物のレース場に行ってレースを見たら、これに勝るものはないんですね。映画でも舞台でも、本物のレースに勝るものはない。これは仕方がないです。レーサーは命懸けでレースしてますから。でも命懸けの舞台をやっている僕の後輩たちも、レーサーと同じぐらい、この舞台がダメだったら俺たちも明日はクビになる、という厳しい世界でやってるわけですから、そこに何か協力できたらいいな、と。あともう一つ、なんとかリアルに、本物のレーシングカーをステージの上でバトルさせたいという気持ちがありまして。今僕がお世話になってます、スーパーフォーミュラというカテゴリーがあるんです。日本のトップカテゴリーなんですけど、そこの主催会社の方に相談して、なんとか生のレーシングカーを貸してくれと言ったところ、快く返事していただきまして、舞台には何台か本物のレーシングカーが乗ります。それに乗って彼らが競走するシーンも繰り広げられます。この画がどれだけ迫力あるものができるのかちょっと楽しみなんですけど、それによって彼たちのファンの方たち、女性が多いと思うんですけども、モータースポーツの魅力を感じていただければいいなと思い、このお話を引き受けさせていただきました。
近藤 初めてですね。デビューから何年も、ジャニーさんの演出で僕のソロコンサートをやらせていただいて、後輩がたくさん出てくるにつれ僕の演出をあんまりやらなくなって後輩のところにばかり行くようになってしまいましたけど(笑)。近年では1年に2、3回しか会わなかったという(笑)。でもそのジャニーさんからラブコールを頂きまして、「とにかくユーが出なきゃ成り立たないんだよ」と。本当にありがたいお言葉を頂きました。久しぶりにこの前ジャニーさんとワインをご一緒してミュージカルの話をさせてもらって、あの熱さには負けましたね。あの当時、30年前に僕のコンサートを演出してくれたジャニーさんと全然変わらないというか、もっと若返ってしまって、ちょっと困ってます(笑)。
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