【大河ドラマコラム】「青天を衝け」第二十七回「篤太夫、駿府で励む」新しい時代の波に乗る栄一と乗り遅れた男たちの多彩な生きざま

ドラマ2021年9月23日

 9月19日に放送されたNHKの大河ドラマ「青天を衝け」第二十七回「篤太夫、駿府で励む」は、タイトル通り、かつての主君・徳川慶喜(草なぎ剛)が暮らす駿府藩で働き始めた主人公・渋沢栄一(篤太夫/吉沢亮)の活躍が描かれた。  パリで学んだ知識を … 続きを読む

【映画コラム】事実は小説より奇なり。実話を基にした『MINAMATA-ミナマタ-』と『クーリエ:最高機密の運び屋』

映画2021年9月22日

 今回は、どちらも9月23日に公開される、実話を基にした、まさに「事実は小説より奇なり」の2本を紹介する。 水俣病の存在『MINAMATA-ミナマタ-』  1971年、ニューヨーク。かつてアメリカを代表する写真家とたたえられたユージン(ジョ … 続きを読む

【映画コラム】記憶にまつわるSFラブロマンス『レミニセンス』

映画2021年9月16日

 『メメント』(00)『ダークナイト』(08)『ダークナイト ライジング』(12)『インターステラー』(14)とクリストファー・ノーラン監督作品で脚本を担当してきた、弟のジョナサン・ノーランが製作し、彼の妻のリサ・ジョイが監督した、記憶にま … 続きを読む

【大河ドラマコラム】「青天を衝け」第二十六回「篤太夫、再会する」栄一や慶喜たちの無言の表情ににじみ出る豊かな感情

ドラマ2021年9月15日

 9月12日に放送されたNHKの大河ドラマ「青天を衝け」第二十六回「篤太夫、再会する」では、パリから帰国した主人公・渋沢栄一(篤太夫/吉沢亮)が、久しぶりに故郷・血洗島に戻り、家族と再会する様子が描かれた。  村人たちが集まった宴会の席で、 … 続きを読む

【映画コラム】震災やコロナ禍での映画や映画館に対する思いを反映させた『浜の朝日の嘘つきどもと』

映画2021年9月9日

 福島県南相馬市に実在する映画館を舞台に、映画館の存続に奔走する一人の女性(高畑充希)の姿を描いたタナダユキ監督のオリジナル脚本作『浜の朝日の嘘つきどもと』が9月10日から公開される。  100年近くの間、地元住民の思い出を数多く育んできた … 続きを読む

【映画コラム】夫婦や結婚、創作活動をシニカルかつコミカルに描いた『先生、私の隣に座っていただけませんか?』『ブライズ・スピリット 夫をシェアしたくはありません!』

映画2021年9月2日

 今回は、9月10日から公開される、夫婦や結婚、創作活動についてシニカルかつコミカルに描いた映画を2本紹介しよう。 夫婦の虚と実のやじろべえはどちらに傾くのか『先生、私の隣に座っていただけませんか?』  漫画家同士の佐和子(黒木華)と俊夫( … 続きを読む

【映画コラム】幻の音楽フェスティバルをよみがえらせた『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』

映画2021年8月26日

 「ラブ&ピース」を掲げた伝説の音楽フェスティバル「ウッドストック」が開催された1969年の夏。それに呼応するかのように、ニューヨークのハーレムで行われた「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」にスポットを当てたドキュメンタリー映画『サマ … 続きを読む

【大河ドラマコラム】「青天を衝け」第二十五回「篤太夫、帰国する」圧倒的密度で繰り広げられた戊辰戦争のいきさつ

ドラマ2021年8月25日

 8月22日に放送されたNHKの大河ドラマ「青天を衝け」第二十五回「篤太夫、帰国する」では、主人公・渋沢栄一(篤太夫/吉沢亮)がパリから帰国。時代は明治へと移り、再会した川村恵十郎(波岡一喜)らから話を聞く形で、前回、手紙で知らされただけだ … 続きを読む

【映画コラム】邦画の佳作を2本紹介『ドライブ・マイ・カー』『子供はわかってあげない』

映画2021年8月19日

 今回は8月20日に公開される邦画の佳作を2本紹介しよう。 優れたミステリーを見るような面白さがある『ドライブ・マイ・カー』  舞台俳優で演出家の家福(かふく)悠介(西島秀俊)は、脚本家の妻・音(霧島れいか)と幸せに暮らしていた。だが、妻は … 続きを読む

【大河ドラマコラム】「青天を衝け」第二十四回「パリの御一新」学びを得て窮地を脱した栄一の姿が伝えるメッセージ

ドラマ2021年8月18日

 「一人がうれしいのではなく、皆が幸せになる。一人一人の力で、世を変えることができる。おかしれえ…。これだ。俺が探し求めてきたのは、これだ!」  これは、8月15日に放送されたNHKの大河ドラマ「青天を衝け」のクライマックスで、パリ滞在中の … 続きを読む

【独占ニュース】『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』ジェームズ・ガン監督が新たに生んだ愛されキャラとは?

映画2021年8月14日

 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を世界的大ヒット作に仕上げ、『アベンジャーズ』シリーズの製作総指揮も務めるジェームズ・ガンが監督した、ユーモア満載で、テンション爆上げの痛快サバイバルアクション『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党 … 続きを読む

【映画コラム】ライアン・レイノルズが独自のヒーロー論を展開させた『フリー・ガイ』

映画2021年8月12日

 『デッドプール』シリーズのライアン・レイノルズが、ゲームの世界を舞台に、“ゲームのモブキャラ(人間が操作していない背景キャラ)”を演じる『フリー・ガイ』が、8月13日から公開される。  強盗・乱闘・不死身など、何でもありのオンライン参加型 … 続きを読む

【映画コラム】映画作りへの愛と映画の力を信じる心を描いた『キネマの神様』と『サマーフィルムにのって』

映画2021年8月5日

 映画製作の舞台裏を描いた『キネマの神様』と『サマーフィルムにのって』が8月6日から公開される。『キネマの神様』は、松竹映画100周年記念作品で大ベテランの山田洋次が監督した大作。一方『サマーフィルムにのって』は若手のスタッフと俳優たちが製 … 続きを読む

【独占ニュース】『バック・トゥ・ザ・フューチャー』へのリスペクト全開! 『フリー・ガイ』に込められた「走り出したくなるようなワクワク感」

映画2021年8月3日

 ヒーローらしからぬ自由奔放なスタイルと過激なアクションで世界中を魅了した『デッドプール』シリーズのライアン・レイノルズが、ゲームの世界を舞台に、“ゲームのモブキャラ(人間が操作していない背景キャラ)”を演じる『フリー・ガイ』が、8月13日 … 続きを読む

【独占ニュース】『キネマの神様』娘役・寺島しのぶが、沢田研二の思いを明かす

映画2021年7月30日

 若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として撮影に明け暮れるかたわら、食堂の娘・淑子(永野芽郁)、映写技師のテラシン(野田洋次郎)と共に夢を語らい、青春の日々を駆け抜けていた。しかし、大きな挫折をきっかけに夢を追うことを諦めてしまう。それから約 … 続きを読む

【映画コラム】人気アトラクションから誕生した『ジャングル・クルーズ』

映画2021年7月29日

 ディズニーランドでおなじみの人気アトラクションから誕生したアクションアドベンチャー『ジャングル・クルーズ』が公開された。  20世紀初頭、アマゾンのジャングルの奥深くに、“不老不死の花”を手にした者は永遠の命を得るという伝説があった。イギ … 続きを読む

【大河ドラマコラム】「青天を衝け」第二十三回「篤太夫と最後の将軍」身分差のない社会の在り方を学び、さらなる成長の階段を上る栄一

ドラマ2021年7月22日

 「そうか、異国がどこか風通しがいいのは、このせいか。日の本では、民はいくら賢くても、お上の思し召し次第。曲がったことでも、『うん』とうなずかされ、サギをカラスだと無理な押し付けをされることはよくある。ここには、それはねえ。皆が同じ場に立ち … 続きを読む

【映画コラム】男性には考えつかないようなユニークな視点で描かれた『17歳の瞳に映る世界』と『プロミシング・ヤング・ウーマン』

映画2021年7月22日

 今回は、公開中の女性監督による2本の映画を紹介しよう。どちらも、男性には考えつかないようなユニークな視点で描かれた映画だ。 原題が重要な意味を持つ『17歳の瞳に映る世界』  第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作。17歳の高校生のオータム … 続きを読む

【大河ドラマコラム】「青天を衝け」第二十二回「篤太夫、パリへ」故郷・血洗島との距離感が際立たせる渋沢栄一の人間味

ドラマ2021年7月16日

 7月11日に放送されたNHKの大河ドラマ「青天を衝け」は、主人公・渋沢栄一(篤太夫/吉沢亮)が、幕府使節団の一員としてパリ万博を訪問。初めて触れる西欧文化に驚きつつも、新しい世界に目を向けていく様子が描かれた。  この回は、コロナ禍の影響 … 続きを読む

【映画コラム】最先端の仮想現実を描きながら、古風な情緒が感じられる『竜とそばかすの姫』

映画2021年7月15日

 細田守監督が、超巨大インターネット空間の仮想世界を舞台に、少女の成長を描いたオリジナル長編アニメーション『竜とそばかすの姫』が7月16日から公開される。  舞台は、過疎化が進む自然豊かな高知の田舎町。17歳の女子高生すず(声:中村佳穂)は … 続きを読む

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