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細田 学ぶことがとても多かったです。やっている最中は自分のことでいっぱいで、皆さんのことを細かく見ていたわけではありませんが、後で振り返ると、いろいろなことが記憶に残っていて。「こんなふうに動いていたな」、「こう言った方が、伝わりやすいな」など、いろいろと勉強させていただきました。
関水 皆さんとても優しくて、学校のことや日常のことを聞いてくださったおかげで、リラックスすることができました。前田さんは、私が何げなく「日焼けしやすいです」という話をしたら、翌日よく効く日焼け止めを持ってきてくださって…。憧れていた方からそんなふうにしていただけるとは思ってもいなかったので、すごくうれしかったです。
細田 吉高(洋平/池松壮亮)さんと対面するシーンです。台本上、町田くんが変わっていく節目の場面であり、池松さんとのお芝居も楽しみにしていたので。現場ではあまりに楽しくて、待ち時間の間もずっとニコニコしていました(笑)。
関水 プールサイドを歩くシーンです。私が怒りながら歩いてきて、その後を町田くんが付いてくる…という場面でしたが、段取りのときから監督に「駄目だ」と言われ続けていたんです。真夏のものすごく暑い日で、特に大変だったので忘れられないシーンになりました。
細田 1カ月間の撮影でしたが、本当に濃くて、楽しくて、思い出がたくさん詰まった毎日でした。忘れられない映画であることはもちろんですが、自分にとっての基盤にもなりました。これから先、ブレそうになったとき、この映画のことを思い出して初心に帰ろうと。そういう意味でも、本当に大きな一歩になりました。この映画をきっかけに、これからもっと成長していきたいです。
関水 今まで、こんなに熱中できるものに出会ったことはありませんでした。今回、初めてお芝居に熱中し、真剣に取り組むことができました。たくさん悩みました、怒られたことやつらいこともいっぱいありましたが、それ以上にうれしいこともありました。本当に忘れられないひと夏になり、自分自身も少し強くなれたんじゃないかと思います。私にとって宝物のような作品になりました。
(取材・文・写真/井上健一)
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