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師弟と言いつつも、「実は永井先生はトクヨさんのことが好きだったのでは…?」という部分も表現できたらいいね、という話を哲太さんともしていました。それとは別に、トクヨさんも実は恋愛経験が少ない分、妄想が激しく、ほかの男性に対して勝手に盛り上がってしまう…という場面があります。勝気に見えますが、実はものすごく乙女な心を持っているんですね。ちょっとした目線などで、そういう部分を表現できたら…と考えています。
宮藤さんの脚本は、大爆笑するのではなく、くすくす笑いを楽しむようなところが特徴です。せりふも、「てにをは」がなかったりと、ちょっとした言い回しにもすごくこだわっていて、実は覚えるのがとても難しいんです。でもそれは、トクヨさんがイギリス帰りということを表現しているのかな、とか…。そういう細かいことをキャッチできると、得した気になりますし、とても楽しいですね。
「ここを拾う?」というものすごくユニークなエピソードを宮藤さんが拾って脚本に取り入れています。演じる方としては、中途半端だとせっかくの場面が地味になると思ったので、思い切ってやりました(笑)。周りの方たちは「(笑いをこらえるのが)苦しかった」と言っていましたけど(笑)。
実はトクヨさんは、彼女だけで物語が作れるぐらい魅力的な女性です。資料を読んでみたら、それが分かったので「ぜひ演じたい」と意欲が湧いてきました。第14回で海外留学に旅立っていきましたが、これからどんどん変化していきます。髪形も、最初は日本髪を結っていましたが、留学から帰ってくると、ガラッと変わりますし。そういう変化を、短い出番の中でうまく表現していけたら…と思っています。視聴者の皆さんにも、「この人、これからどうなっていくんだろう?」と期待していただけたらうれしいです。
(取材・文/井上健一)
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