【映画コラム】素晴らしき“お子様ランチ映画”の集大成『レディ・プレイヤー1』

映画2018年4月21日

 近未来のVR(仮想現実)内で繰り広げられるトレジャー・ハンティングの冒険を描いたスティーブン・スピルバーグ監督の最新作『レディ・プレイヤー1』が公開された。  2045年、街は荒廃し、若者たちは、想像したことが現実となり、アバターを通して … 続きを読む

【映画コラム】クルーガーが入魂の演技を見せる『女は二度決断する』と、『卒業』+ウディ・アレンのような『さよなら、僕のマンハッタン』

映画2018年4月13日

 今週は、大作ではないが、印象に残る映画を2本紹介しよう。まずは『女は二度決断する』から。  ドイツ・ハンブルクの外国人街で時限爆弾による爆発が発生。ドイツ人のカティヤ(ダイアン・クルーガー)は、トルコ移民の夫と息子を同時に失う。事件は在住 … 続きを読む

【芸能コラム】再放送で見直したい!親子げんかに込められた作品の魅力 「カーネーション」

ドラマ2018年4月13日

 NHKが4月から、地上波の総合テレビで平日月~金の午後4時20分から朝ドラの再放送(2話連続)を始めた。その第1弾として、4月10日から「カーネーション」が放送中だ。  世界的ファッションデザイナーとして活躍するコシノ三姉妹の母・小篠綾子 … 続きを読む

【映画コラム】イメージギャップを生かした“変身”が面白い『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』

映画2018年4月7日

 謎のボードゲームの中の出来事が現実に起きてしまう様子を、特撮満載で描いた『ジュマンジ』(95)を、装いも新たに再映画化した『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』が公開中だ。『スター・ウォーズ』シリーズの脚本家としても知られるローレン … 続きを読む

【芸能コラム】「愛と寛容さ」でつながる2017年日米の代表作『シェイプ・オブ・ウォーター』と「おんな城主 直虎」

映画2018年4月6日

 3月5日(日本時間)に発表された米国の第90回アカデミー賞で、作品賞を含む4部門を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)が全国で公開中だ。米ソ冷戦の時代を背景に、孤独な女性イライザ(サリー・ホーキンス)と米国政府機関に捕らわれた半 … 続きを読む

【映画コラム】通勤電車を舞台にした至極のサスペンス『トレイン・ミッション』と、リュック・ベッソンの自由奔放なイメージが爆発した『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』

映画2018年3月31日

 今週は、米政府の極秘文書を巡る諸々を描いた『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』、元英国首相の伝記『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』、ロシアの女性スパイを主人公にした『レッド・スパロー』など、政治がらみの映画が相次 … 続きを読む

【コラム】高橋一生の魅力はその冷静な“俯瞰力”にあり!? 

2018年3月27日

 どんな役であっても、違和感を抱かせない演技で、あたかも実在するかのような人物を演じ切り、高評価を得ている俳優の高橋一生。子役から出発し、芸歴自体は長いが、ドラマ「カルテット」(17・TBS系)や、同年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」 … 続きを読む

【芸能コラム】鈴木亮平、渡辺謙、北川景子… 視聴者を引き付ける俳優陣の熱演 「西郷どん」

ドラマ2018年3月27日

 放送開始から3カ月が経過した大河ドラマ「西郷どん」。視聴率も14パーセント台を維持し、幅広い人気を集めている様子がうかがえる。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた主人公・西郷吉之助(後の隆盛)が、藩主・島津斉彬に見いだされ、参勤交代に伴って … 続きを読む

【映画コラム】ドラマと映像の魅力を見事に共存させた職人技『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』

映画2018年3月24日

 実話を基に映画化したスティーブン・スピルバーグ監督の最新作『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』が3月30日から公開される。先に公開された『ザ・シークレットマン』や本作のような、過去の政治スキャンダルを描いた映画が続けて作られる背景には … 続きを読む

【芸能コラム】女優に合わせて色を変える変幻自在な俳優・柄本佑 『素敵なダイナマイトスキャンダル』

映画2018年3月20日

 母親のダイナマイト心中という壮絶な少年時代を経てエロ雑誌の編集者となり、1980年代に一時代を築いた末井昭の自伝的エッセイを映画化した『素敵なダイナマイトスキャンダル』が全国公開中だ。  故郷・岡山の田舎を飛び出し、紆余(うよ)曲折の末、 … 続きを読む

【映画コラム】誰かが覚えている限り人は死なない『リメンバー・ミー』

映画2018年3月17日

 メキシコを舞台にしたディズニー/ピクサーの新作アニメーション『リメンバー・ミー』が公開された。  ある理由から、音楽を禁止する家に育ちながらも、ひそかにミュージシャンを夢見ている少年ミゲルが主人公。“死者の日”に、伝説のミュージシャン、エ … 続きを読む

【芸能コラム】警察官からエイリアンまで!多彩な役を演じ分ける恒松祐里の魅力 「もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~」『散歩する侵略者』ほか

ドラマ2018年3月13日

 私立中学校を経営する父・泰蔵(中村梅雀)率いる名家・北沢家に降りかかる数々のトラブルを、エリート三兄弟があの手この手で解決していくコメディー「もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~」(日本テレビ系 毎週土曜午後10時放送中)。このド … 続きを読む

【映画コラム】イーストウッドの新たな試みではあるが…『15時17分、パリ行き』

映画2018年3月10日

 2015年に欧州の高速鉄道タリス内で発生した銃乱射事件の犯人に立ち向かった3人の若者の姿をクリント・イーストウッド監督が描いた『15時17分、パリ行き』が公開中だ。  ミュージカルの『ジャージー・ボーイズ』(14)、実録物の『アメリカン・ … 続きを読む

【芸能コラム】街の魅力を再発見! 日本で撮影された外国映画 『マンハント』『ブラック・レイン』『007は二度死ぬ』ほか

映画2018年3月6日

 現在公開中の『マンハント』は、福山雅治をはじめとしたアジアのスターが顔をそろえ、無実の罪で追われる男と、彼を追う刑事がたどる運命を描いた物語。この作品の見どころは、巨匠ジョン・ウー監督ならではの迫力のアクションだが、もう一つ、全編が大阪を … 続きを読む

【映画コラム】“デル・トロ・ワールド”と呼ぶしかないような、摩訶不思議な世界『シェイプ・オブ・ウォーター』

映画2018年3月3日

 メキシコ出身のギレルモ・デル・トロ監督が、種族を超えた愛を描いたファンタジーロマンス『シェイプ・オブ・ウォーター』が公開された。  1962年、米政府の研究機関で清掃員として働くイライザ(サリー・ホーキンス)は、秘かに運び込まれた不思議な … 続きを読む

【芸能コラム】 俳優?芸人?映画監督?マルチに活躍する斎藤工に注目! 「BG~身辺警護人~」「MASKMEN」『blank13』

ドラマ2018年2月25日

 今、斎藤工が元気だ。もともと、俳優としてジャンルや規模の大小を問わず、多彩な作品に出演してきたが、2018年は年初からマルチな活躍を見せている。  まず俳優としては現在、「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系 毎週木曜午後9時放送)に出演中 … 続きを読む

【映画コラム】トランプ政権に対する不信感が反映された『ザ・シークレットマン』

映画2018年2月24日

 1972年。当時の米大統領ニクソン(共和党)側が、元FBIなどを使って、対立する民主党本部に盗聴器を仕掛けようとしたことが発覚したウォーターゲート事件。5人の工作員が逮捕されたこの事件をきっかけとして、後にニクソンは辞任に追い込まれた。 … 続きを読む

【芸能コラム】戦うヒーローの姿を通して、戦争の本質に迫る骨太なドラマ「仮面ライダービルド」

ドラマ2018年2月18日

 「平成仮面ライダー」シリーズ第19弾として昨年9月に始まった「仮面ライダービルド」(テレビ朝日系 毎週日曜午前9時放送)。さまざまな謎をはらみつつスピーディーに展開する物語や、若手俳優たちの生き生きとした演技など、見どころの多い作品となっ … 続きを読む

【映画コラム】綾瀬はるかをいかに美しく、魅力的に見せるかに力を込めた『今夜、ロマンス劇場で』

映画2018年2月17日

 映画の中から現実世界に現れたお姫様(綾瀬はるか)に恋をする映画の助監督(坂口健太郎)の姿を描いた『今夜、ロマンス劇場で』が好評を博しているという。  本作の時代設定は映画黄金時代の昭和35(1960)年。その割には、撮影所の点描や、『ロー … 続きを読む

【芸能コラム】深田恭子&松山ケンイチ さまざまな問題を程よい口当たりで描く配役の妙 「隣の家族は青く見える」

ドラマ2018年2月12日

 深田恭子と松山ケンイチ演じる夫婦のリアルな“妊活”の描写が話題を集めている「隣の家族は青く見える」(フジテレビ系毎週木曜午後10時放送)。だが、本作の見どころはそれだけではない。妊活に加え、リストラや同性カップルといった、今の世の中で避け … 続きを読む

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