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TBS系で好評放送中の日曜劇場「御上先生」。第9話の放送を前に主役の御上孝を演じている松坂桃李の取材会が行われた。
(C)TBS
今作のようにメッセージ性の強い作品で、ギリギリなワードやせりふ、描写などを含めたものを、地上波ドラマで成し遂げたという実績は自分の中でとても大きなことだと思いました。これがゴールではないですが、メッセージ性とエンタメ性を融合させて視聴者にお届けする、これを改めて続けていきたいと思いました。
シーズン2が仮にあるとしたら、同じ世界線の御上じゃない人が主人公でやった方がいいと思います。今作では文科省と学校のことを問題提起をしましたが、例えば生徒の神崎拓斗(奥平大兼)が大人になって何か問題提起をするとか、違う登場人物が同じ御上先生の世界線で違う現場の問題を提起する方がおもしろいのではないかと思います。
今回、生徒役のみなさんを見ていて思ったのは、事務所としては「とにかく目立って」と思いがちですが、今作で生徒役を演じた皆さんにはそのような感じは一切ありませんでした。皆さんはそのシーンを成立させることだけを考えて芝居をしていると感じました。具体的には、クランクインの段階で最終話までの台本もあり、皆さんは逆算をして点から線につながるように芝居をされていたので、一切無駄がない。それを今のキャリアでやれているということが本当にすごいなと思います。
あらためて、僕自身が父親になったということもあり、この国の未来の教育環境がどうなっているのかが気になります。生徒自身が主体性を持って考え、発言に責任をもって物事に向き合っていく、そういった教育環境が主体になれば、また違った世の中になっていくのではないかと思います。
(C)TBS
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