エンターテインメント・ウェブマガジン
TBS系で好評放送中の日曜劇場「御上先生」。第7話の放送を前に是枝文香を演じている吉岡里帆の取材会が行われた。

(C)TBS
映画『新聞記者』(19)には映画館に2回見に行ったほど心を動かされました。その時にどんな脚本家さんなんだろうと思って調べたことが、このドラマの脚本を書いた詩森ろばさんを知ったきっかけです。かなり早いタイミングで1話から最終話までの台本が全てそろっていて、読んでみると、ろばさんのやりたいことが明確で、その完成度の高さにとても感動しました。撮影現場では、飯田和孝プロデューサーが現場をよく見てくださっていて、対話の多い現場です。みんながこの脚本に共感して、これを届けなければ、届けたいという強い思いを持って参加している空気感があって、意見交換もしますし、自分の役柄を通して、どうしたらこの脚本の良さを伝えることができるのかを考えながら、緊張感と工夫を持って撮影に挑んでいます。
是枝は、自分の気持ちをさらけ出したり、自分の内側を見せるようなことがほとんどないので、いろんなことを抱え込んでいきます。でも、それを卑下したり悲しんだりするのではなく、それすらも抑え込んで、前向きな姿勢で生徒たちと向き合って、自分にできることを考えながら行動します。また、御上先生の話を聞くたびに、反省しながら少しずつ成長していくキャラクターなので、役割としては、皆さんのお芝居をしっかりと受けとめて、自分を出し過ぎないということを心掛けています。その回のメインの子たちが引き立つように、御上先生が素晴らしい先生であることが際立つように見せることを意識しています。あとは、成長していく生徒たちを見ている側なので、生徒たちの本質的なところを見ることに気を付けています。
松坂さんは、改めて心から尊敬できる先輩だなと感じました。「ゆとりですがなにか」の時も松坂さんが担任で、私は教育実習生の役でしたが、今回も横を並走していくようなキャラクターを演じてるので、間近で学ぶことが多いです。松坂さんは懐が深いと言いますか、人の話をちゃんと聞いてくださる方なので、お芝居のことで悩んだり、そのシーンのことをどう考えるかみたいなことも相談しやすいです。「ゆとりですがなにか」で一緒に過ごした時間があるからこそ、今の関係性も築けていると思いました。岡田さんは、今回はあまり一緒のシーンがないのですが、久しぶりにお会いしたら相変わらず若々しくてびっくりしました。あとは、今回は官僚でキリッとした役ですけど、ご本人は少しだけ抜け感もある方だと思っていて。現場でも面白い一面を見せてくださるので、みんなで話しているとすごく楽しい雰囲気になります。

(C)TBS
映画2025年12月28日
今回は、筆者の独断と偏見による「2025年公開映画ベストテン」を発表し、今年を締めくくりたいと思う。 【外国映画】 2025年公開の外国映画を振り返った時に、今年の米アカデミー賞での受賞作は最近の映画界の傾向を象徴するようで興味深いもの … 続きを読む
ドラマ2025年12月26日
今年のヒットドラマ、Netflixシリーズ「おつかれさま」。子どもから親へと成長していく女性の人生とその家族を描き、幅広い世代から支持され大きな話題を呼んだ。IU(アイユー)との二人一役で主人公エスンを演じたムン・ソリに、ドラマの振り返り … 続きを読む
映画2025年12月24日
脚本家としても著名な荒井晴彦監督が、『花腐し』(23)に続いて綾野剛を主演に迎え、作家・吉行淳之介の同名小説を映画化した『星と月は天の穴』が12月19日から全国公開された。過去の恋愛経験から女性を愛することを恐れながらも愛されたい願望をこ … 続きを読む
映画2025年12月23日
2014年1月にスタートしたテレビ朝日系列の大ヒットドラマ「緊急取調室」。たたき上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称:キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一 … 続きを読む
映画2025年12月20日
『楓』(12月19日公開) 須永恵と恋人の木下亜子は、共通の趣味である天文の本や望遠鏡に囲まれながら幸せな日々を送っていた。しかし実は本当の恵は1カ月前にニュージーランドで事故死しており、現在亜子と一緒にいるのは、恵のふりをした双子の兄・ … 続きを読む