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舞台のお仕事に関わらずですが、初めてお目にかかる方とお話しさせていただく時、私が初めてということは、お相手の方も初めてで、状況は一緒なのだから、私だけがドキドキしているのではないと考えるようにしています。なので、お相手の方にも緊張感を極力抱かせないような努力はしているかもしれません。取り繕っても仕方ないですし、「私はこういう人間です」と早い段階で分かっていただくためにも、本当の自分の声のトーンで言葉を届けようと心掛けています。
途中休憩なしの舞台への出演が続いていたので、2幕構成の舞台に出演させていただくのがすごく久しぶりなんです。休憩を挟んだ舞台の感覚を忘れていそうなので、楽しみ…というかドキドキしています。
心構えは変わりませんが、休憩は無意味に存在しているわけではないと思います。休憩時間はお客さまにとってもわれわれ届ける側にとっても大事なポイントであると思うので、そこでいかに集中力を高めて2幕に突入できるかは毎公演の挑戦です。
例えば今日だったら、天気予報を見ずに家を出てしまい、日傘では対応できないほどの大雨に振られましたので、まず天気予報をチェックします(笑)。そして、大きめの傘を持ってお家を出ようと思います。そんな風に、反省を生かしてより良い日にしようと努める気がします。それから、おいしいものをたくさん食べます! カロリーを気にせずにすみますから。
幼い頃、山奥に暮らしていた時期があったのですが、外で遊ぶのが大好きで妹と一緒に野山を駆け回っていたんですよ。ある日、道なき道をずんずんと進んで探検していたら、後を付いてきた妹が転んで、おでこに大きなたんこぶを作ってしまいました。まるで漫画に出てくるようなたんこぶで。驚きましたし、姉として妹にそこまでのたんこぶをこしらえさせてしまったという後悔がずっとあって。妹は覚えていないと思いますが、もし、できるならその日をやり直して、もっと安全な道を進むか、妹の手を引いてその道を歩きたいと思います。
この作品に巡り合い、こうして新たな挑戦ができることに感謝しています。お客さまに楽しんでいただける作品をお届けできるよう稽古に励みますので、劇場にエネルギーチャージしに来ていただけたらうれしいです!
(取材・文・写真/嶋田真己)
ミュージカル「グラウンドホッグ・デー」は、11月11日~22日に都内・東京国際フォーラム ホールC、11月27日~12月1日に大阪・新歌舞伎座、12月5日~8日に愛知・御園座で上演。
ミュージカル「グラウンドホッグ・デー」
舞台・ミュージカル2025年9月3日
-劇団☆新感線は45周年を迎えますが、小池さんも今年、45歳になります。40代になって変わったところはありましたか。 みんな同じだと思いますが、疲れが取れない(笑)。気持ちだけではどうにもいかないことがあるなと思いました。女性の場合、更年 … 続きを読む
映画2025年9月2日
-確かにその通りですね。 そういう意味では、その両方が真実でもあると思います。その中で自分でどうにかできるのは、「自分の考える自分らしさ」なのかなと。自分が「こうしたい」「こういうことはしたくない」と考えることが、自然と「自分らしさ」につ … 続きを読む
映画2025年9月1日
『蔵のある街』(8月22日公開) 岡山県倉敷市に住む高校生の蒼(山時聡真)と祈一(櫻井健人)と紅子(中島瑠菜)は、小学校からの幼なじみ。ある日、蒼と祈一は、紅子の兄で自閉スペクトラム症のきょんくん(堀家一希)が神社の大木に登って叫んでいる … 続きを読む
ドラマ2025年8月31日
-主演の横浜流星さんとは同世代ですが、ご一緒した感想はいかがでしたか。 横浜さんは昨年末、僕が初出場したNHK紅白歌合戦の審査員を務めてくださり、その2カ月後には成田山新勝寺で行われた節分の豆まきでもご一緒しました。今回が3度目の対面とい … 続きを読む
映画2025年8月29日
-今回は、実年齢より年上の役で年上の吉岡里帆さんの先輩役でもありましたが難しかったですか。 水上 難しかったです。30代の工藤は単純に今の自分を老けさせればいいという話でもなく、精神的な部分で年上の人間として、令子がほれるような人間像を作っ … 続きを読む