黒木華「本質を突いた言葉に私自身も励まされてる」 杉野遥亮「仕事では、その瞬間、瞬間を楽しむことがポリシー」 ドラマ「僕の姉ちゃん」【インタビュー】

2022年8月3日 / 08:00

 ドラマ「僕の姉ちゃん」が毎週水曜深夜1時、テレビ東京ほかで放送中だ。本作は、漫画家・益田ミリ氏の同名漫画が原作。素朴で真っすぐに育ってきた社会人1年目の弟と、ユーモラスで辛辣(しんらつ)な30歳の姉が、 恋や人生にまつわる本音を語る会話劇。主人公の姉の白井ちはるを黒木華、弟の白井順平を杉野遥亮が演じる。

 地上波放送に先駆け、Amazon Prime Videoで昨年9月から先行配信され、SNS上で反響を呼んだ本作。黒木と杉野が、本作の配信後に届いた反響や撮影時の思い出、好きなシーンや、人生のポリシーなどを語ってくれた。

杉野遥亮(左)と黒木華(C)テレビ東京

-本作は、昨年配信されて話題になりましたが、どんな反響が届きましたか。

杉野 周りのスタッフさんで「見たよ」と言ってくださる方が多かったです。特に女性の方が「姉ちゃんの本音に共感した」と言ってくださって、姉ちゃんの言っていることを楽しんでいただけていたので、そこが魅力だったのかなと思います。

黒木 私の周りに見てくださっている方が本当に多くて、皆さん何回もリピートして見てくださっているようで、それだけ愛されている作品になっているんだなと、すごくうれしかったです。

-毎回、ちはると順平が、夜、食事をしながら会話をするシーンが印象的ですが、声のトーンや話し方で意識したことは?

黒木 撮影前に初めて杉野さんとお会いし、読み合わせをしたときに、会話が心地よいので、ついテンポのよい会話になってしまい、監督から「2人共、もっとゆっくりしゃべってください」と言われました。杉野さんとは、一緒にいる時間が長かった分、いい空気感の中で言葉のキャッチボールが出来ていた気がします。

杉野 監督が美術セットや衣装にすごくこだわっていたので、せりふも(理想の)テンポだったりトーンがあって、それも含めて監督がディレクションしてくださったのだと思います。

-お2人は何話が一番好きですか。印象に残っている好きなシーンを教えてください。

黒木 7話で順平が疲れて帰ってきて、ちはると一緒にシュークリームを食べるシーンは、姉弟の距離感が表れているので好きです。

杉野 10話で、姉ちゃんとおすしを作りながら、順平が「ねえ、それプロポーズじゃないの?」とちはるに言ったときの空気感が絶妙で好きです。

-2人で演じていくうちに、変わっていったことや、アドリブはあったのでしょうか。

黒木 かるたのシーンは、アドリブはなかったですが、カットが掛かるまでが長かったので、2人で遊びを考えたり、会話のキャッチボールに合わせてごみをキャッチする動きを足したりしました。

-劇中には、お互いを励まし合うせりふが出てきますが、その中で、好きな言葉はありますか。

黒木 好きなせりふがたくさんあるのですが、中でも、ちはるが順平に「自分が自分のことを見ていなくても、誰かがあなたのいいところを見てくれているし、みんなが気付いていたらそれでいいんじゃないの」と励ます言葉が好きです。ちはるの言葉に私自身も励まされました。

杉野 1話で、姉ちゃんと「明日、地球が終わるとしたら何を食べたい?」というやり取りをするのですが、姉ちゃんが、そのときに「生クリーム」と絶妙なラインの切り返しをしたり、「好きな言葉は?」という会話で「お土産」と答えたりするところは、ユーモアがあっていいなと刺さりました。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

山崎育三郎「一番、自分に近い存在」 ミュージカル「ファインディング・ネバーランド」が伝える「解釈力」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月31日

 山崎育三郎が主演するミュージカル「ファインディング・ネバーランド」が2027年1月8日から上演される。本作は、ジョニー・デップ主演で2004年に公開された映画『Finding Neverland』(邦題『ネバーランド』)を元に作られたミュ … 続きを読む

【映画コラム】10月の公開映画から

映画2026年10月31日

「ディスクロージャー・デイ」(10月1日公開)★★★★ 宇宙人の存在を知った人類は…  地球外生命体を巡る秘密と、その開示に迫るスティーブン・スピルバーグ監督のSFサスペンス。「未知との遭遇」から約50年。宇宙からの来訪者を描いてきた監督が … 続きを読む

柳楽優弥「川栄さんと真剣に作品に向き合ってきた」川栄李奈「柳楽さんを信頼しています」共演4度目の2人が伝説的作品に挑む『RYUJI 竜二』【インタビュー】

映画2026年10月30日

 1983年に公開されるや否や観客の熱狂的な支持を集めた『竜二』。直後に主演・脚本の金子正次が急逝したことも重なり、伝説的作品として時代を超えて語り継がれてきた。その伝説が、新たに『RYUJI 竜二』として令和の現代によみがえる(10/30 … 続きを読む

横浜流星に「流星をよろしく」の声続々 『国宝』脚本家・奥寺佐渡子が「LOST10」で感じた愛される人柄【インタビュー】

ドラマ2026年10月30日

 横浜流星が主演するドラマ「LOST10」が、毎週金曜午後10時からTBS系で放送中だ。本作は、横浜と映画『国宝』以来の再タッグとなる奥寺佐渡子氏が脚本を担当し、「Nのために」「最愛」などを手掛けた塚原あゆ子監督らのチームが制作するヒューマ … 続きを読む

桐谷健太、「聖地X」で5年ぶりの舞台に挑む 「きっといろいろな刺激を受け、新たな感覚に出会える」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月30日

 桐谷健太が主演する舞台、PARCO PRODUCE 2026「聖地X」が、11月5日から上演される。本作は、SFやホラー、怪談など“目に見えないもの”との関わりから人間の本質を描いてきた劇作家・演出家で、劇団イキウメ主宰の前川知大の代表作 … 続きを読む

page top