エンターテインメント・ウェブマガジン
ほかにも、ドラマや映画で、コントで培った味のある演技を見せているが、やはり本職は芸人。「芝居に笑いのエッセンスを注入できたり、モテない役でもあまり痛々しくならなかったり、お笑い芸人としての自分にニーズがあるから呼ばれているだけなので、俳優に転身したいとは考えていません。そうなったら本末転倒ですよね」と笑う。
とはいえ、本作でアクションに挑戦したことは「快感」で、「諦めていた夢がかなって本当にうれしかったです」と感慨をにじませると、「やっぱりアクション映画に出たいです。僕がアクションもできるということは、このドラマを通して皆さんに分かってもらえるいい機会だと思います」と声を弾ませた。
目指すは「和製サモ・ハン・キンポー」。日本の俳優では、武田鉄矢や西田敏行を目標に掲げ、「見た目は三枚目だけど二の線もいけるし、アクションもできるので憧れます」。特に、武田の主演映画シリーズ『刑事物語』は、「イケてない男が強いので、夢と希望をもらいました」といたく感動した様子。
同シリーズは、くたびれた風貌だが、実は拳法「蟷螂拳」の達人・片山刑事が悪に立ち向かうストーリーで、「クライマックスシーンを身一つの殺陣で作っているんですよ。泣かせる芝居でエンディングを迎えるのもいいですけど、戦いで締めるなんてすてきですよね」と興奮気味に話すと、「『刑事物語』が理想で、こういうアクション映画をやりたいな…と考えながらジムに通っています」と秘めたる思いを口にした。
意外なほど、アクションに対する情熱をほとばしらせる塚地。夢のアクション映画に向かう道の扉を開いた本作は要チェックだ。
(取材・文・写真/錦怜那)
ドラマ「死亡フラグが立ちました!」
10月24日(木)スタート U-NEXT・カンテレ/毎週木曜深夜0時25分から。
https://bit.ly/2mcSoyS
出演:小関裕太、塚地武雅ほか
▼公式サイト https://www.ktv.jp/konomys/shibou-flag/
映画2025年8月26日
-同年代の共演者とはアドリブでやり取りをしたこともありましたか。 奏介がテルオたちと大きなオブジェを作るシーンがあって、映画のスピードはずっとゆっくりなのに、あのシーンだけ会話のスピードが速くなるんです。そこで結構アドリブを入れたんですけ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月26日
-皆さんの歌唱シーンもあるのですか。 橋本 それはもちろん、ちょくちょくあります(笑)。歌います。アンサンブルの方と一緒に歌うシーンもありますが、ミュージカルではないんです。バックに流れていて、それに合わせて芝居していくという形だと思います … 続きを読む
ドラマ2025年8月25日
また、原作から得た気付きも大きいという。「原作には、読者の感情を揺さぶる瞬間が描かれています。それがどこにあるのかを探りながら、ドラマにもそのエッセンスを取り入れるようにしています」。 原作の短編では、百々がさまざまな医療機関を受診して … 続きを読む
ドラマ2025年8月22日
NHKで好評放送中の連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルにした柳井のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)夫婦の戦前から戦後に至る波乱万丈の物語は、いよいよクライマックスが近づいてきた。このタ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月22日
-本作は、19世紀を代表する未完の戯曲です。そうした作品を今、上演する面白さや魅力はどう感じていますか。 自分は与えられた役を生きることに集中したいと思います。ただ、今も昔も、みんなそれぞれに傷ついて、それを隠して生きていると思います。戦 … 続きを読む