エンターテインメント・ウェブマガジン
ほかにも、ドラマや映画で、コントで培った味のある演技を見せているが、やはり本職は芸人。「芝居に笑いのエッセンスを注入できたり、モテない役でもあまり痛々しくならなかったり、お笑い芸人としての自分にニーズがあるから呼ばれているだけなので、俳優に転身したいとは考えていません。そうなったら本末転倒ですよね」と笑う。
とはいえ、本作でアクションに挑戦したことは「快感」で、「諦めていた夢がかなって本当にうれしかったです」と感慨をにじませると、「やっぱりアクション映画に出たいです。僕がアクションもできるということは、このドラマを通して皆さんに分かってもらえるいい機会だと思います」と声を弾ませた。
目指すは「和製サモ・ハン・キンポー」。日本の俳優では、武田鉄矢や西田敏行を目標に掲げ、「見た目は三枚目だけど二の線もいけるし、アクションもできるので憧れます」。特に、武田の主演映画シリーズ『刑事物語』は、「イケてない男が強いので、夢と希望をもらいました」といたく感動した様子。
同シリーズは、くたびれた風貌だが、実は拳法「蟷螂拳」の達人・片山刑事が悪に立ち向かうストーリーで、「クライマックスシーンを身一つの殺陣で作っているんですよ。泣かせる芝居でエンディングを迎えるのもいいですけど、戦いで締めるなんてすてきですよね」と興奮気味に話すと、「『刑事物語』が理想で、こういうアクション映画をやりたいな…と考えながらジムに通っています」と秘めたる思いを口にした。
意外なほど、アクションに対する情熱をほとばしらせる塚地。夢のアクション映画に向かう道の扉を開いた本作は要チェックだ。
(取材・文・写真/錦怜那)
ドラマ「死亡フラグが立ちました!」
10月24日(木)スタート U-NEXT・カンテレ/毎週木曜深夜0時25分から。
https://bit.ly/2mcSoyS
出演:小関裕太、塚地武雅ほか
▼公式サイト https://www.ktv.jp/konomys/shibou-flag/
舞台・ミュージカル2025年12月4日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
-雰囲気のいい現場だったようですね。 中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
―確かにその通りですね(笑)。 ただ、大半は史実通りですが、(小田)新之助(井之脇海)とふく(=うつせみ/小野花梨)ととよ坊の一家、序盤に登場した蔦重の恩人の花魁・朝顔(愛希れいか)など、一部に私が創作したオリジナルキャラもいます。と … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む
映画2025年11月29日
『栄光のバックホーム』(11月28日公開) 2013年のプロ野球ドラフト会議で指名され、鹿児島実業から阪神タイガースに入団した18歳の横田慎太郎(松谷鷹也)。誰もがその将来に大きな期待を寄せていたが、突然横田の目にボールが二重に見えるとい … 続きを読む