【インタビュー】ドラマ「死亡フラグが立ちました!」塚地武雅「アクション映画に出たい!」俳優としての秘めたる野望…

2019年10月23日 / 17:46

 お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅。芸人としては個性的なコントキャラクターや、豊富な一発ギャグでお茶の間を沸かせているが、役者としても才能を開花させ、ドラマ・映画への出演が引きも切らない。そんな中、ドラマ「死亡フラグが立ちました!」でアクションに挑戦し、新たな一面を披露している塚地が、内に秘めた野望を語ってくれた。

ヘアメイク:田中裕子 スタイリスト:森下彩香(ニューメグロ衣裳)

 「このミステリーがすごい!」大賞の関連作品から5タイトルをドラマ化した「『このミス』大賞ドラマシリーズ」。第3弾の「死亡フラグが立ちました!」(七尾与史:著)は、特ダネを追うライターの陣内トオル(小関裕太)と、破天荒な天才投資家の本宮昭夫(塚地)が、ターゲットを24時間以内に偶然の事故に見せて殺害する殺し屋「死神」の正体に迫るコメディーミステリー。

  本宮は東大卒の天才投資家で、運動神経も抜群でけんかが強く、女性にモテる役柄。塚地は「自分が全く持っていない要素が詰まっているので、こんなにうれしいことはないですよ。いろんな女性とイチャイチャできて夢のようでした。もう二度とない経験なんじゃないかな」と満面の笑みを浮かべた。

 「見た目は腹話術の人形のよう」という設定に加え、自身のビジュアルもあり、「イケメン要素の全てに『こんなルックスなのに…』という前置きが付いていて、結局笑える役になっているからありがたいです」と自分らしさが反映されていることにも感謝を示した。また、初めて挑戦したぬれ場も、「相手の女性が霊媒師故のオチがついたコメディーパートなので、やりやすかったです」と安心した表情も見せた。

 一番の見どころはアクションシーン。そもそも特撮ヒーローが好きで、学生時代は千葉真一や真田広之、堤真一が所属していたことでも知られる、アクション俳優やスタントマンを育成する「株式会社ジャパンアクションエンタープライズ(旧社名:アクションクラブ)」に入りたかったという塚地。

 体重92キロもある今のスタイルからは想像できないが、当時は56キロ程度で、バク転やバク中ができるほど身のこなしは軽く、ジャッキー・チェンを見てカンフーのまねごともしていたのだとか。4年前からは健康のためにトレーニングジムやキックボクシングのジムにも通い始めたが、テクニックを身に着けるとともに欲が出始め、「やっぱりアクションをやりたいと思うようになった」と振り返る。

 そのため、最初はアクションシーンを吹き替えにするつもりだった監督も、塚地のために格闘技のムエタイをベースにした拳法を考案。塚地は「チャンスがめぐってきた」と顔をほころばせると、「長時間の殺陣をつけていただいて、大人数の敵に囲まれる中、キック、パンチ、走って、相手の攻撃をよけて…と結構動いています」と自信をのぞかせた。

 そんな塚地が、初めて名前のある役をもらったのは、連続ドラマ「いつもふたりで」(03)。月9枠だったこともあり、最初はミーハー的な気持ちを抱き、一言、二言のせりふしかないにもかかわらず、いつものコントのリハーサル感覚で現場に台本を持ちこんだそうだが、「主演の松たか子さんが台本も持たずに1ページ分ぐらいのせりふをバーッとしゃべるから、秋山(竜次)と『やべーとこに来ちゃったな…』って焦って台本を隠しました」と回顧する。

 その苦い経験があったからこそ、すぐに気持ちを切り替えて役者業に真摯(しんし)に向き合うようになった塚地。「いつも畑違いの場所に来ている感じはします。俺、大丈夫かな…って」と不安も口にするが、仕事は次々と舞い込み、佐々木蔵之介とダブル主演した映画『間宮兄弟』(06)では数々の映画賞で新人賞を受賞。「映画を作る楽しさを改めて知ったし、オファーも増えました。この作品がなかったら俳優の仕事はこんなに広がっていないかもしれませんね」と役者人生の転機になった作品を思い返す。

 今年は、天海祐希主演の連続ドラマ「緊急取調室」の新シリーズで、故大杉漣が演じた刑事の代わりともなる役どころで出演。プレッシャーをはねのけてメーンキャストの仲間入りを果たし、役者としてさらなる成長を遂げた。

 
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