エンターテインメント・ウェブマガジン
森山 むちゃぶりです(笑)。小松勝(仲野太賀)をめぐる伏線の回収が主で、そこに志ん生の「富久」が乗っかってくる。その「富久」で、僕は孝蔵として何か大きな到達点を迎えなければいけないのですが、そこに至るまでの心境の変化がそれほど描写されていなくて…。「なんとかせえよ、おまえ」と言われている感じがすごい(笑)。第13回でやった「富久」は、酔った状態で披露した初高座。だから、破れかぶれでよかったのですが、今回はそういう訳にはいかない。そこからの成長や到達点みたいなものを、うまく見せられたら…と思っています。
大根 未來には細かい演出をするのが恥ずかしいので、よほどのことがなければ何も言わないのですが、どういう編集になるのかだけは説明しました。また、「富久」の前に圓生の「居残り佐平次」を撮ったのですが、七之助さんが実に素晴らしかった。エキストラのお客さんたちが引き込まれている様子を見て、未來も火がついたのではないでしょうか。その結果、最高の「富久」になりました。未來のことはあまり褒めませんが、ここは言っておきます。「森山未來の芝居は絶品」(笑)。
大根 見どころはやはり、森山未來、中村七之助、仲野太賀の初共演とは思えない、俳優として全ての相性がマッチした演技です。途中から演技とは思えなくなりました。僕はもともと、男同士の“バディもの”が大好き。そこには、男女の関係性とは異なる独特の色気が役者同士の間に漂うんです。そういう意味で、圓生の「居残り佐平次」から志ん生の「富久」を経て、勝の“ある行動”へ…という流れは、宮藤さんの脚本も見事でしたが、役者、演出、スタッフの「脚本を超える!」という思いが一つになったいいシーンだと思います。
(取材・文/井上健一)
舞台・ミュージカル2026年1月17日
-ミュージカルでは歌とダンスがありますが、今、どんな心持ちで準備をされていますか。 すごくラッキーなことに、僕は(2025年の)2月までダンスを踊っていたので、5年前にミュージカルに出演したときより、相当、レベルが上がっていると思います。 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年1月16日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 語りは、土地と人を結び直します。 … 続きを読む
ドラマ2026年1月15日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=藤吉郎/池松壮亮)と共に天下統一を成し遂げるまでの奇跡を描く物語だ。1月11日に放送された第2回「願いの鐘」では、一度は故郷の村 … 続きを読む
映画2026年1月15日
-今回は、初老の謎の女性と年下の男の子の話でしたが…。 松田 これは、ラブストーリーとか、いろいろな解釈で見る方がいると思いますが、実はだまし合いの話なんです。主人公の文子は、もともとは詐欺師だったのかもしれない。お金を元手に何かを搾取した … 続きを読む
ドラマ2026年1月14日
-ルッキズムは人格形成にも影響があると思います。菅生さんが幼少期から育つ中で、周囲の人から影響を受けたことはありますか。 両親が見た目ではなく「君の1番いいところはここだよ」と内面の個性を伸ばす形で育ててくれたので、幼い頃から家族の中で … 続きを読む