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また、「1800円の映画代を払ってまで見る価値がある役者ってそんなにいないですよね。大切な休みの日に、わざわざ映画館に行って2時間も拘束されるわけだから、この人が出るなら1800円を払う価値があると思ってもらえる役者になりたい」と将来を見つめる。
そのために、「無駄な消費をしない。テレビにたくさん出ている人を映画館でわざわざ見る必要はないから、マスメディアへの露出をできるだけ抑えることは大事」と分析し、「もちろんドラマに呼んでいただけることはありがたいですが、僕は映画に自分の価値を見出していきたい」と明確な目標を掲げた。
挑戦したい役も目白押しだ。まだ22歳だが、落ち着いた雰囲気からワイワイとした学園ものには興味がないのかと思いきや、「学園ものや胸キュン系、高校生の役などは、学生の気持ちをまだ覚えているうちにやっておきたいです。『心が叫びたがってるんだ。』では、みんなで文化祭みたいに一緒に作品を作る感じが楽しかったし、自分の学生時代は催し物を避けていたので、今、学生生活を取り戻したい願望はあります」と吐露。「アクションやシリアスものまで、やりたいものが多すぎて、どうしよう」と子どものように声を弾ませる。
どんな役を与えられても「根拠のない自信だけはある」と笑う寛一郎。その自信と覚悟を胸に、逃げることのできない映画人の道を突き進む…。
(取材・文・写真/錦怜那)
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