エンターテインメント・ウェブマガジン
戊辰戦争が終結し、薩摩に戻って“隆盛”と名を改めた西郷吉之助(鈴木亮平)。故郷で暮らす彼の下にやって来たのが、奄美大島で愛加那(二階堂ふみ)との間に生まれた息子・菊次郎だ。やがて、父・隆盛の期待を背負ってアメリカ留学に旅立つこととなる。演じるのは、カンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドールに輝いた『万引き家族』(18)で、世界の注目を集めた城桧吏。初めての大河ドラマ出演の感想を語ってくれた。
初めての大河ドラマ出演だったので、最初はとても緊張しました。でも、現場に行ったら実際はすごく楽しくて、皆さんとても優しくて、居心地がよかったです。
今まで、菊次郎のことは全く知らなかったのですが、演じることが決まって勉強するうちに、どんな人生を送ってきたのかが分かり、面白くなってきました。
似ているところはあまりないです。菊次郎はお母さん(=愛加那)から離れて、薩摩に行くと決めたところがすごいなぁと。僕はお母さんから離れるのは、寂しいから嫌です(笑)。でも、もっと勇気を出せるように、菊次郎を見習いたいと思いました。
薩摩に行くときは、お母さんから「行きなさい」と言われるんです。菊次郎は緊張して少し不安ですが、お母さんが糸さんにも「立派な薩摩の男にしてください」と言うので、行かなくちゃいけないんだな…と思いました。撮影の休憩中は、黒木さんも二階堂さんもとても優しくて、一緒に手遊びなどをして遊んでくれました。
鈴木亮平さんは、とてもカッコよくて、男らしくて、すごく強そうです。撮影のときは、「お父さんに語りかけるように」と、アドバイスをしてくれました。菊次郎はお父さんのことを「父上」と呼ぶのですが、鈴木さんは本当の父上みたいです。
「西郷どん」のオープニング映像の奄美の海も、奄美ことば指導の先生から見せてもらった映像もすごくきれいで行ってみたくなりました。
インタビュー2025年11月17日
韓国文化の“今”を再構築し続けるKカルチャー。今回は、デジタル空間で物語を紡ぐウェブトゥーンの世界に焦点を当てる。平凡な会社員ユミの頭の中で繰り広げられる細胞の物語――。2015年に連載を開始した「ユミの細胞たち」は、全512話で32億ビ … 続きを読む
映画2025年11月14日
日本海沿岸の小さな漁師町を舞台に、元ヤクザの漁師・三浦と目の見えない少年・幸太という、年の離れた孤独な2人の絆を描くヒューマンドラマ『港のひかり』が、11月14日から全国公開中だ。 主演に舘ひろしを迎え、『正体』(24)の俊英・藤井道人 … 続きを読む
2025年11月14日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼玉田永教と神道講釈 銭湯の湯け … 続きを読む
映画2025年11月13日
40人の武装強盗団が、ニューデリー行きの特急寝台列車を襲撃! 刀を手に乗客から金品を奪う強盗団のリーダー、ファニ(ラガヴ・ジュヤル)は、大富豪タークルとその娘トゥリカ(ターニャ・マニクタラ)を人質に取り、身代金奪取をもくろむ。だがその列車 … 続きを読む
映画2025年11月11日
何かに夢中になると他のことが目に入らなくなってしまうジュゼッペ(声:佐野晶哉)は、街の人々から「トリツカレ男」と呼ばれている。ある日、ジュゼッペは、公園で風船売りをしているペチカに一目ぼれし、夢中になるが…。作家・いしいしんじの同名小説を … 続きを読む