「西郷どん」革命編ついにクライマックス!  鈴木亮平、“弟”たちの熱演を称える

2018年10月11日 / 11:23

鈴木亮平

 NHKの大河ドラマ「西郷どん」第38回「傷だらけの維新」のマスコミ向け試写会が10日、同局内で行われ、主演の鈴木亮平が会見に出席した。

 明治維新の英雄・西郷吉之助(隆盛)の生涯を描く同作。第38回では、新政府軍と旧幕府勢力が戊辰戦争で激突する中、新たに兵を募るため、吉之助が薩摩に帰郷。西郷家内部の人間模様が描かれる。

 この回の見どころについて鈴木は「今回は西郷吉之助という男が何を成し遂げたかではなく、その周りにいた人たちがどういう関係を築き、どういう人生を送ったかという話。家族の話がものすごく濃くなっている」と語った。

 中でも、そのキャラクターにスポットが当たるのが、これまで嫡男・吉之助に代わって西郷家を守ってきた次男・吉二郎(渡部豪太)。新しい国を作るために奮闘する吉之助を深く慕い、支える一方で、自らも武士らしく活躍したいと願う吉二郎は、ついに戊辰戦争に出陣する。この出陣を巡って、三男・信吾(錦戸亮)との間で繰り広げられる緊張感あふれるやり取りも見ものだ。

 鈴木も2人の姿に感じるものがあったようで、「渡部くんは家族のまとめ役で、縁の下の力持ちとして支えてくれました。錦戸くんのものすごく濃いお芝居にも心を動かされました。1年間、本当の家族のようにやって来た大河ならでは」と、弟たちの熱演を称えた。

 2人が剣の代わりに木の枝を手に対峙するシーンでは、百戦錬磨の信吾に全く歯が立たない吉二郎だが、鈴木によれば、渡部本人の実力は劇中とはだいぶ異なるらしい。「渡部くんは、クランクインからずっと、空き時間に示現流を練習していました。恐らく我々キャストの中で一番、剣術がうまくなっているのは渡部豪太」とフォローし、兄として弟に対する気遣いを見せた。

 さらに、日本各地が戦場となった戊辰戦争は、吉之助自身にも大きな影響を与える。この点に関しては「ドラマでは一部の戦いしか描かれませんが、それ以外も全部背負って行くことが吉之助の人生につながる。(薩摩と敵対する会津側の視点で幕末を描いた)『八重の桜』(13)に出演していた玉山(鉄二:桂小五郎役)さんからも『会津の思いは全部背負って行ってくれ』と言われました。そういうことを意識して、せりふも追加させてもらいました」と意気込みを語った。

 そして、革命編のクライマックスとなる第38回については、次のように総括した。「第38回で革命編が終わり、第39回から明治編が始まります。大きな悲劇もあり、吉之助は自分が始めた戦でたくさんの死者を出してしまった重い責任を背負っていくことになる。とても大事な回なので、ぜひご覧ください」。

 「西郷どん」第38回「傷だらけの維新」は、10月14日放送。


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