観月ありさ、23年連ドラ連続主演の記録を更新  新ドラマではスナックのママ出身の教師役に挑戦

2013年12月4日 / 18:53

 

―スナックのママ出身の教師ということで、衣装など外見的なものはどう見せたいと思いますか? また、演じるにつれて役柄が成長していくと思いますが、どうのように演じていきたいですか?

 基本的に最初は、スナックのママから学校の先生になったという異色感が出せればいいなと思っているので、衣装もパンチの効いた勝負服で(笑)。いわゆるケバい女性というところからスタートして、生徒と交わっていくにつれ、桜の中で母性みたいなものが目覚めていけばいいのかなと思います。今も困っている人を放っておけないところがあると思うので、みんなを束ねる母性的なものが後々出てくればいいなという感じです。

 

―ミニスカートで登校したり、ケバいファッションが毎週の楽しみの一つになると思いますが。

 ケバいかなと思っても、そんなにケバくならなかったりとか、衣装が結構難しくて。ミニスカートに関してはタイツがいろんなデザインのものが出ているので、タイツの面白さとか遊びみたいなものをファッション的には取り入れていったら面白いのかなという感じもしています。柄に柄を合わせて全身柄でもっていくみたいな感じにするといいのかなとか、どうやってケバさを追求していこうかなというのはこれからの課題でもあるんですけれど。

 

―ご自身の学生生活の中で、変わった先生や思い出の教師像はありますか?

 中学の時に、若い音楽の先生だったんですけれどヤンキーのまま先生になったような人がいて、毎日学校に学生服の下みたいなすごい長いスカートをはいてくる先生で、勝手に親近感を感じていましたね。中学校ぐらいだとやんちゃ盛りの子が交ざっている中で、同等の目線で一緒にいてくれるような先生で、すごく印象に残っていますね。

 

―働きながら学校に通う定時制が舞台ですが、観月さんにとって働きながら行く学校はどういう場でした?

 私はそれこそ忙しくて学校に行っていた記憶がほとんどないっていう感じなんですよね。学校にこの仕事をやりながら行っているのが私だけだったので、ちょっと学校に行くのは怖かったですね。すごく浮いているような気もしたり、自分自身が10代の時はあぶれてたのかもしれない。社会への適応能力がなかったと思うんですよね。私も芸能界に入っていなければ、実際にもしこういう学校があったならば行っていたかもしれないですね。社会に適合できないつらさみたいな生徒の気持ちが分かる気がしますね。

 

―このドラマで観月さんは連ドラの連続主演記録を23年に更新しますが心境は?また、どういう点が支持されていると思いますか?

 まさか23年やるとは思っていなくて、19年目ぐらいの時にみんなに『おめでとうございます』って言われて、そういえば毎年やってたと自分でも気付いたぐらいで。

 30代になって、いろんな役柄ができる年齢になりましたし、シリアスからコメディーまで幅広くいろんな役をやってきたと思うので、そうう意味で幅を持たせられるという部分が、ちゃんと毎年ドラマができている、皆さんにお声を掛けていただける要素なのかなという感じはしています。今後もシリアスからコメディーまでいろんな役柄をやっていきたいですね。

 

 

ドラマ情報

「夜のせんせい」 TBS系で2014年1月17日午後10時から(毎週金曜午後10時~、初回15分拡大)放送開始。

 

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