エンターテインメント・ウェブマガジン
「うしろシティ」という名前にピンとこない人でも、二人の顔を見れば「見たことがある」と思う人は多いはず。芸歴4年でNHK新人演芸大賞を受賞し、コント日本一を決める「キングオブコント」でも2年連続決勝進出。単独ライブは即日完売、現在、「PON!」(日本テレビ)「Go!オスカル!X21」(テレビ朝日)に出演中。今最も“キテる”お笑いコンビに話を聞いた。
金子 僕ら今5年目なんですけど、2年目ぐらいから“今度来る芸人”っていう内容の番組にずっと呼ばれ続けているんですよ。何度も何度も今度来る芸人。
金子 そう。来るはずなのにはじけていないというか、バッチリ売れてない感はありますね。新人発掘の番組にももう何度も呼ばれ続けていたりして。
阿諏訪 何度発掘されればいいんだって。
金子 だから、売れているとはまだ言い切れない立ち位置でやっているので、早く次のステップに行きたいですね。
阿諏訪 えーっと、あまり意味はないですね。何個か挙げた中で気に入ったものを採用した感じ、だよね?
金子 そうそう。僕らあまりそういうことにはこだわらないんです。
阿諏訪 意味とかは後から付いてくるものなんで、むしろ(皆さんに)考えてもらっていいですよ。
金子 取材で聞かれて考えるうちに導き出されるもの。いいものがあったらそういうことにします。
金子 ネタ作りは喫茶店でやるんですが、そこで目撃した変なおっちゃんを面白おかしく膨らませています。普段別々に暮らしている変なおっちゃんが一緒に暮らすとどうなるかを想像したり、その居心地の悪さをテーマにしていますね。僕らの全部のネタに言えることですが。変なおっちゃんを見つけるとネタができるので、僕らが見つけてうれしい人間、あっ、(タイトルは)そういう意味かも。
阿諏訪 そうそう。だから変なおっちゃんがいたら、まず彼をどこに連れて行こうか考える。
金子 銭湯に行かせて脱がせたり。変な人って自分が変だって気付いてないからまた面白いんですよね。そういう人って別に何かを起こすわけじゃないんですけど、声が変だったり、動きが独特だったり、そういう何かが違うのが面白いし、だから想像を膨らませやすい。
阿諏訪 だからだいたいどっちか先に見つけた方が相方の目を見て「俺が見つけた!」みたいな目をするんです。
金子 そしたら「あいつの寝顔どう?」って聞いたり。だからちょっと変わった人を見つけるだけで二人の妄想合戦が始まる。
阿諏訪 なるほど。そうかもしれない。
金子 確かにそういう僕らを見てネタを作る後輩がいたらそいつの一人勝ちかもしれない。でも女の子がアイドルに憧れるように、僕らはそういう変わった人に憧れる向きがあるんです。だからそういう変な人になりたいがためにコントで演じているんですよ。
ドラマ2025年7月5日
韓国の百想芸術大賞で作品賞、脚本賞、男性最優秀演技賞の3冠を達成した極上のサスペンス「怪物」。WOWOWが世界で初めてそのリメイクに挑んだ「連続ドラマW 怪物」(全10話)が、7月6日(日)午後10時から放送・配信スタート(第1話・第2話 … 続きを読む
ドラマ2025年7月5日
7月13日(日)にスタートする、松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」(TBS 毎週日曜夜9時~9時54分)。原作は富士屋カツヒト氏による連載漫画「19番目のカルテ 徳重晃の問診」 (ゼノンコミックス/コアミックス)。脚本は、「コウノド … 続きを読む
映画2025年7月4日
第42 回吉川英治文学新人賞を受賞した武田綾乃の小説を原作にした鮮烈な青春映画『愛されなくても別に』が、7月4日公開となる。浪費家の母(河井青葉)に代わってアルバイトで生活を支えながら、奨学金で大学に通う主人公・宮田陽彩が、過酷な境遇を受 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年7月4日
2019年に宝塚歌劇団を退団して以降、今も多方面で活躍を続ける紅ゆずる。7月13日から開幕する、ふぉ~ゆ~ meets 梅棒「Only 1,NOT No.1」では初めて全編ノン・バーバル(せりふなし)の作品に挑戦する。 物語の舞台は歌舞 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年7月3日
グローバルな広がりを見せるKカルチャー。日韓国交正常化60周年を記念し、6月28日に大阪市内で上演された「職人の時間 光と風」は、数ある韓国公演の中でも異彩を放っていた。文化をただ“見せる”のではなく、伝統×現代、職人×芸人、工芸×舞台芸 … 続きを読む