【気になるPERSON】堀井新太 BeeTV「ハイスクールドライブ」

2012年11月27日 / 10:57

――出来上がりの映像を見た感想は?

 想像していたお芝居ができたかなって思います。脚本家の方には、僕が演じる蒼太という役は”不機嫌な二枚目”にしてほしいって言われてました。「例えば誰ですか?」って聞いたら、バスケ部っていうのもあって、(マンガ)「スラムダンク」の流川楓みたいな。自分とは全然、似ても似つかなかったんですけど。

――そんな蒼太と堀井さんに、共通点はありますか?

 なんだろうな…。似ているところはないっすね。ない。

――違う要素ばかりでしたか?

 そうですね、自分とは真逆のことばっかりだった気がします。なんか僕は、結構思ったことを言っちゃったりとか、感情を表に出しちゃう人なんですけど、蒼太は楽しいときでもあんまり笑わない。僕は人に好かれたい人間で普段からよくはしゃいでいたので(笑)、生き方とか全然違うなっていうふうに思いました。

――演じる上で難しかったことはありましたか?

 僕はバスケットボール部ではなかったので、撮影後、夜遅かったんですけどバスケの練習をしました。実際、シュートする場面も出てくるんで、フォームとかちゃんとバスケ部員に見えないと、と思って。

――このドラマでは、かなりリアルな高校生の生活が描かれていますね。

 本当に高校生の日常会話だと思いました。高校生のノリそのままだなって。

――ちなみに堀井さんが高校生だったころは、どんなことを考えていたんですか?

 野球部だったんですけど、60%ぐらいは野球のことを考えてましたね。あとは、進路のことが30%かな。勉強もそこまでやりたくないし。僕って何になりたいのかなって、すごい悩みました。あとの10%がアルバイト。フグ屋さんで働いてました。

――撮影現場はどんな雰囲気でしたか?

 みんな仲良かったです。飯を食うときはみんなで食ってましたね。外で食おうよって言って女子男子も一緒に。僕は20歳ですけど、他の人は現役バリバリの高校生なので、そういうところもホント、リアルだと思いました。

――共演した清水くるみさんはどんな方ですか?

 くるみちゃんですか…。しっかりしていて、お芝居にも熱心です。素のくるみちゃんもすごくステキな人だなと思いました。

――今年は舞台にドラマにと活躍の場が増えた1年だったと思いますが、今年の活動に点数をつけるとすると百点満点中何点ですか?

 そうですね…。まあ50点ぐらいじゃないですか。

――その理由は?

 上げ過ぎてもダメだから…。

――手応えもあるけど、あえてそこは厳しく、ということですか?

 そうっすね。やっぱりすごい人は幾らでもいるんで、謙虚にいこうかなって(笑)。

――では、来年の目標は?

 パソコンを持ってないので買いたいです。音楽をやっているから、自分で曲を作ってみたりしたい。海外のファッションを調べたりとか、パソコンで知識を蓄えていきたいです。

――最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

 高校というか、学生生活を卒業した人たちに一番見てほしいって、僕は思っています。このドラマを見ていただいたら、それこそ自分がかなわなかった青春時代の思い出とかが体験できると思うので、懐かしい青春時代に戻ってみてはいかがですか?


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