エンターテインメント・ウェブマガジン
友人たちから「真弓が絶対に言わない言葉だな。お前は絶対に反対側だな」という連絡がいくつもきましたし、自分でもそう思いました。女性は結婚や出産を機に、それまでの人生を諦めなければいけないというのは理不尽だと思いますし、私自身も自分の人生を大事にしてきましたから。「今は時代が違う」と言っても、まだまだ男性優位な部分は多いですし。それを正そうと第一歩を踏み出してくれたトラちゃん(のモデルになった三淵嘉子さん)たちの思いを私たちが受け継ぎ、男女の区別なく、誰もが公平に生きられる社会を、みんなで作っていけたらいいですね。
劇中でも語られるように、稲に夫はいたものの、子どもはいなかったことを考えると、子どもの頃から世話してきた花江ちゃんが立派に成長したことは、心からうれしかったに違いありません。自分が育てたような気持ちでいたでしょうし。トラちゃんのことも心配していたので、母親になり、仕事を頑張っているトラちゃんの力になれることを、稲は喜んだはずです。優未ちゃんが慕ってくれることもうれしくて、本当の孫のように思っていたでしょうね。
ものすごく細やかな気遣いをされる方です。映像の演技に慣れていない私が、カメラ位置が変わるたびに「どうしたらいいのかな?」と戸惑っていると、「私もわかりませんけど、こうなると思います」と、とても自然に、私が負担に感じないような教え方をしてくださるんです。その上、一番大変なはずなのに、いつも明るく笑っていらっしゃって。沙莉ちゃんの笑顔には、いつも救われます。
「間」の取り方が難しいですね。アニメでも洋画でも、声優は自分で間を作るのではなく、他人のしゃべる間に合わせて声を入れていくのが仕事です。でも、テレビドラマの場合、自分で間をとってせりふを言わなければなりません。私はそれに不慣れなため、うっかり沙莉ちゃんのせりふを食い気味にしゃべってしまったことがあるんです。「失敗した」と思って謝ったら、沙莉ちゃんは「いや、私が遅かったんです」と気遣ってくれて。とてもすてな座長です。
岡田将生(星航一役)くんが、私が声を当てているアニメのキャラが大好きだったらしいんです。初めて現場でご一緒したとき、そんなそぶりは全く見せなかったのに、次にメイクルームでお会いしたときにそれがわかって。有名なセリフを言ってあげたら、ものすごく感激してくれたので、私もうれしかったです。
私も毎朝放送を見て、勇気と元気をもらっています。男性、女性問わず、元気になれる作品だと思うので、皆さんにもご覧いただき、ぜひ日々の活力にしていただけたらうれしいです。
(取材・文/井上健一)

(C)NHK
ドラマ2026年10月11日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合 毎週日曜 夜8:00~ほか)。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=羽柴秀長/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡跡を描く物語は快調に進行中だ。劇中、秀 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年10月11日
-役者としては、そのいのうえさんが提示したものを超えるというのは大変だったのでは? いのうえさんがやると稽古場がドカンと揺れるぐらい周りにいる皆さんが笑うので、いのうえさんの後にやるというのはなかなかのプレッシャーでした(笑)。 -今作の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年10月10日
-そうした役柄に共感するところはありますか。 濵田 ローマは、二幕になると、途端に本性が見えてきて、それまで隠していたものがあることが分かるので、どれが本当のローマなんだろうかと思います。なので、共感は難しいですが、これまで僕が出会ったこと … 続きを読む
映画2026年10月9日
-戸田さんが当時の生活に引かれる理由は何でしょうか。 昔から、向田邦子さん(「寺内貫太郎一家」、「阿修羅のごとく」などを手掛けた昭和の脚本家、小説家)の作品や、そこ描かれている戦後昭和の生活スタイルが好きだったんです。世の中は今よりもずっ … 続きを読む
映画2026年10月8日
「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」(11日公開)★★★ 戦争が残した加害と被害の記憶 ベトナム戦争に従軍した元海兵隊員アレン・ネルソン(ロドニー・ヒックス)は、帰国後も戦場の記憶に苦しみ続ける。だが、自らの戦争体験を人前で語り始 … 続きを読む