エンターテインメント・ウェブマガジン
最初の「新選組!」(04)のときは、池田屋事件など、有名な出来事は基本的に全部描いていたと思うんです。次の「真田丸」(16)では、有名な出来事を描きつつも、関ケ原の合戦を飛ばしたかと思えば、「そこを描くんだ!?」という驚きがありました。今回の「鎌倉殿」では、そういう部分がより斬新になり、磨きがかかっていたと思います。「なぜこれが起きたのか?」ということを、内側からひも解いていくとでも言えばいいのかな。そこに、三谷さんらしいちょっとしたおとぼけやコメディー的な要素を織り交ぜて。本当に素晴らしかったです。
恐らく、三谷さんにとっては、ああいうシーンこそ「もってこい」の瞬間なんだと思います。普通のドラマだったら、ちょっとシリアスなところからよりシリアスに持って行くのに、三谷さんは「え?」という感じでいったん外して、緊張を緩める。そうかと思えば、「そんなところで?」みたいなときに緊張させ続けたり…。その辺がすごいです。
八重(新垣結衣)さんが川で亡くなったときも、僕が上半身裸になったんですけど、「これ僕、脱ぐ必要あります?」と聞いたんです。川に入るだけなら上はぬれないんだから、どちらかといえば、はかまを脱ぐか、まくり上げた方がいい。そうしたら、「重たくなり過ぎるシーンなので、義村の裸体で、見ている人の気をちょっとそらしたいんだ」って。「そこまで計算しているのか」と驚きました。
僕も「どんなふうに終わるんだろう?」と思っていたんですけど、最終回で義村と義時の関係について言えるのは、非常に面白い形で幕を閉じるということです。2人の関係性がきちんと見えて、お互いふに落ちるようなすごく爽快ですてきなシーンになっています。三谷さんらしいテイストもあり、難易度の高いシーンだと思ったので、演じるに当たっては、普段あまりやらないんですけど、「この辺でこのぐらいのトーンでせりふを言って、ここでもう一個上げて」みたいな感じで、事前に演技を組み立てて臨みました。だから、僕自身も放送が楽しみです。
(取材・文/井上健一)
ドラマ2026年7月10日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。7月5日放送の第26回「信長を笑わせろ!」では、小 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年7月9日
イギリスを代表する推理小説家で“ミステリーの女王”と呼ばれたアガサ・クリスティが失踪した実話を元にしたミュージカル「AGATHA(アガサ)」が7月18日から上演される。本作は、アガサ・クリスティが失踪した11日間の謎を追う物語。現在(19 … 続きを読む
2026年7月8日
▽タメ口は崩せる、でも「ヒョン」は残る 日本でも、兄弟や親しい先輩後輩のあいだでは、呼称は残したまま口調だけくだけることがある。「お兄ちゃん」と呼びながらタメ口で話すこともあれば、「先輩」と呼びながら冗談を言い合うこともある。 もう少し … 続きを読む
ドラマ2026年7月5日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合 毎週日曜 20:00~ほか)。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄の秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中だ。7月12日放 … 続きを読む
映画2026年7月3日
-唐沢さんがこのシリーズに感動するポイントはどこにありますか。 やっぱりおもちゃにも出会いと別れがあるという、人間の世界と同じようなストーリーを入れているところかな。愛されていたのに捨てられたとか、おもちゃの側に立つとそれは悲しいことだろ … 続きを読む