岡本圭人、アメリカへの留学で培われた演技力で挑む名作舞台「一歩を踏み出そうとするストーリーに勇気をもらえた」【インタビュー】

2022年11月29日 / 08:00

 2007年にHey! Say! JUMPとしてCDデビューを果たし、18年からはアメリカの名門演劇学校で2年間学んだ岡本圭人。同校を卒業後に帰国し、舞台を中心に活躍を続けている。12月12日から上演される舞台「4000マイルズ~旅立ちの時~」では、大学生レオ役で主演する。岡本に本作への意気込みや役作りについて、さらにはアメリカ留学時代のエピソードなどを聞いた。

岡本圭人

-本作は、13年にはピュリツァー賞の最終候補となり、世界各地で上演されている話題作の日本初演です。出演が決まったときの率直な気持ちを教えてください。

 脚本を読んで、本当に素晴らしい作品だと感じています。(本作の演出担当の)上村(聡史)さんは尊敬する大好きな方ですし、キャストの皆さんも素晴らしい方ばかりなので、どのような舞台になるのか楽しみです。

-尊敬しているという上村さんは、岡本さんから見てどんな人ですか。

 父親(岡本健一)の舞台の演出もされているので、昔から僕のことを知ってくださっています。父親の舞台の際にはごあいさつをさせていただいていますが、お仕事をするのは今回が初めてなので楽しみです。上村さんは、僕のことを“圭人”と呼び捨てで読んでくださるんですよ。それがすごくうれしい。キュンとしちゃいます(笑)。すでに関係性が出来上がっていますし、とても信頼しています。上村さんに導いてもらい、自分がどんな役者になるのか、どんなレオになるのか楽しみにしています。

-脚本を読んで感じている本作の魅力は?

 レオとヴェラおばあちゃんの関係性がすごくすてきで、自分と自分のおばあちゃんの楽しかった思い出もよみがえってきて、温かい気持ちになれました。それはこの作品の魅力だと思います。それから、レオもおばあちゃんも心に傷を負っていますが、コミュニケーションを取ることでだんだんと心を開いていき、次に進む一歩を踏み出そうとするストーリーに勇気をもらえました。

-岡本さんが演じるレオという役はどんな青年だと感じましたか。

 最初に読んだときには、レオは自分の心に正直な、人間らしい人間だと感じました。強さの中にも弱さやもろさがあり、自由奔放に見えて人に優しい。自分もこういう人間になれたらと思いながら読みました。それから、人とのつながりを大切にする人でもあると思うので、そこはすごくすてきだと思います。

-レオに共感するところはありましたか。

 台本の中で、ニューヨークについて「ビルの監獄にいるような、鳥の籠に入っているみたいな」と表現するシーンがあるのですが、それは実際に僕がニューヨークに留学したからこそ理解できるところだなと思いました。レオの心情についても共感できるところは多いです。ただ、おばあちゃんはアメリカの共産党員というエリソードも出てきますし、レオ自身もマルクスが好きで彼の生き方に興味を持っている人物なので、政治的な側面は僕自身がもっと勉強しなければいけないなと思います。

-岡本さんは、役作りを綿密に行い、役に入り込むタイプなのかなと思います。今年は舞台出演も多く、間を置かずに出演している印象がありましたが、心の切り替えはどのようにしていますか。

 自分の性格的に、一つのことにしか集中できないので、今回も、この作品の前に出演していた「盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル」が終わってからしっかりと台本を読むようにしました。ほかの俳優さんとお話ししていると、作品に出演中に、他の作品の台本を読んでいらっしゃる方もいるので、すごいなと思います。僕は終わってから次という感じです。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

ジェイソン・ステイサム ~絶滅危惧種のアクションスター~

映画2025年12月31日

自然体の魅力で今年もお正月の主役  もはや新年早々の風物詩になりつつある。ジェイソン・ステイサム主演のアクション映画のことだ。24年は『エクスペンダブルズ ニューブラッド』、2025年は『ビーキーパー』、そして今年26年は1月2日から『ワー … 続きを読む

寺西拓人 声優初挑戦は「とても刺激的で楽しい経験でした」 「マクロス」、「アクエリオン」シリーズの河森正治監督の長編アニメーションに出演『迷宮のしおり』【インタビュー】

映画2025年12月30日

 2026年1月1日全国公開となる『迷宮のしおり』は、「マクロス」、「アクエリオン」シリーズなどで知られる河森正治監督初のオリジナル長編アニメーションだ。  引っ込み思案な女子高生・前澤栞(声:SUZUKA(新しい学校のリーダーズ))は、親 … 続きを読む

織山尚大、芸能活動10周年を迎え「今のこの年齢で演じる意味がある」 舞台「エクウス」で3年ぶりの主演【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年12月29日

 映画『うちの弟どもがすみません』やドラマ『リベンジ・スパイ』など、数々の映画やドラマ、舞台で活躍する織山尚大の3年ぶりの主演舞台となる「エクウス」が1月29日から上演される。本作は、実際に起きた事件を基に描かれた、ピーター・シェーファーに … 続きを読む

【映画コラム】「2025年映画ベストテン」

映画2025年12月28日

 今回は、筆者の独断と偏見による「2025年公開映画ベストテン」を発表し、今年を締めくくりたいと思う。 【外国映画】  2025年公開の外国映画を振り返った時に、今年の米アカデミー賞での受賞作は最近の映画界の傾向を象徴するようで興味深いもの … 続きを読む

【Kカルチャーの視点】家族の情緒が国境を越える、俳優ムン・ソリが語る「おつかれさま」ヒットの理由

ドラマ2025年12月26日

 今年のヒットドラマ、Netflixシリーズ「おつかれさま」。子どもから親へと成長していく女性の人生とその家族を描き、幅広い世代から支持され大きな話題を呼んだ。IU(アイユー)との二人一役で主人公エスンを演じたムン・ソリに、ドラマの振り返り … 続きを読む

Willfriends

page top