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寛一郎(左)と柿澤勇人
NHK BS4Kの魅力を伝えるイベント「NHK BS4K FUN! FUN! ミーティング ~ついてる? 4K 押してる? 4K~」が22日、東京都内で開催され、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演中の柿澤勇人(源実朝役)と寛一郎(公暁役)がトークショーを行った。
史実に基づき、公暁による実朝暗殺に至る過程を描く第44回「審判の日」の放送直後ということもあり、多数の観客が詰めかける中、注目の2人がステージ上で対面した。
まず柿澤が、撮影中のエピソードとして、事前に脚本の三谷幸喜氏から、「(寛一郎が)衣装合わせのときから、柿澤さんのこと、殺す気満々ですから。気をつけてください」と聞いていたことを打ち明けた。
これを受けて、寛一郎が、柿澤との初対面の場で、「初めまして。公暁役の寛一郎です。殺します」とあいさつしたことを告白した。
とはいえ、柿澤が「殺す、殺されるという関係ではあるが、役者としては、そのステージに一緒にいられたことが幸せだった」と語ると、寛一郎も「心地いい距離感」と、互いに満足いく演技ができたことを語った。
さらに、それぞれが、役作りの裏話も明かした。寛一郎は、丸刈りだった公暁の髪が、第44回で急激に伸びたことについて、「心情の変化とビジュアルの変化を統一させたかったので、地毛にエクステを付けた。無精ひげにした方がワイルドだったが、公暁は鎌倉殿になるつもりだったので、こういうビジュアルに」とその狙いを解説。
一方、柿澤は、三谷氏から「実朝の一人称の“私”は、現代でいう“僕”のイメージ。迷ったときは頭の中で“僕”に変換してから言うようにしてください」とアドバイスを受けたという。
ただし、それを聞いたのがクランクインして一カ月後だったことから、「何で前に言ってくれないんだろう?」という疑問も湧いたという。
その後、制作統括を務める清水拓哉氏の解説付きで、第44回の4K上映が行われた。清水氏は、冒頭で北条義時(小栗旬)と対面する白い犬について、「某有名な白い犬が本当に来てくれました」と明かした。
また、仏像の前で北条一族がポーズをとるシーンについては、「アドリブでやっていた。乗りやすい人たちが多いので、ふざけ過ぎのときは『ちょっと抑えましょう』といったやりとりがあった上で、ちょうどいいあんばいのものを採用した」など、映像に合わせてここでしか聞けない裏話が次々と飛び出し、会場を沸かせた。
上映後は、再び柿澤と寛一郎が登壇。続きが気になるところで終了した第44回を受け、柿澤は「次回は公暁と対峙(たいじ)するシーンがある。半年弱、この作品に携わってきて、決して楽しいだけではなく、しんどいときもあったが、そういうものもひっくるめて、最後は非常に幸せだった。実朝の思いを、全て注ぐつもりでやった」と語った。
寛一郎も「いろんな気持ちを胸に、大階段の事件が起こっている。4Kで心の中も見ていただければ」とアピールした。
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