矢部昌暉、DISH//としてのヒットも「実感ない」 俳優としてグループとして「できる限り続けていけたら」【インタビュー】

2022年12月8日 / 08:00

 俳優、そして4人組バンド「DISH//」としても活躍する矢部昌暉が、12月15日から上演される舞台「私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-」に、主人公・濱マイクの唯一の友人・星野役で出演する。本作の原作は、映画監督の林海象によって製作され、永瀬正敏が主演したハードボイルド探偵映画シリーズ『私立探偵 濱マイク』。1993年から1996年までに三部作が劇場公開された後、テレビドラマ化もされた。2021年には、映画第1弾『我が人生最悪の時 THE MOST TERRIBLE TIME IN MY LIFE』を原作に、佐藤流司主演で朗読劇として上演。そして今回、ついに舞台化される。矢部に、本作への意気込みや俳優業やDISH//についての思いなどを聞いた。

矢部昌暉(DISH//) (ヘアメーク:佐鳥麻子/スタイリスト:鴇田晋哉) (C)エンタメOVO

-朗読劇に続いての星野役ですね。

 朗読劇のときに、主演の佐藤流司くんと「舞台でもやりたい」という話をしていたので、今回、それがかなってうれしいです。朗読劇のときにも、クライマックスシーンでは、立ち上がって、台本を手放して芝居をすることもあったぐらい感情を揺さぶられる作品だったので、今回はそれを思う存分楽しんで演じたいと思います。

-朗読劇では、どんなところにポイントを置いて演じましたか。

 星野は、このおしゃれな世界観の中にスパイスを加え、歯車を狂わせるような役割だと思うので、かき乱す存在だということを意識しました。原作の映画では、(星野役は)ウッチャンナンチャンの南原(清隆)さんが演じていらっしゃったのですが、すごくおちゃめで愛されるキャラクターだったので、そうした部分を僕も出せたらいいなと思っていました。

-今回、演じるに当たって、どんなことを考えていますか。

 主人公の濱マイクは、不器用で、ときにはむちゃをしてしまうけれども、男らしい男なので、そういう濱マイクが信頼を置ける人物はどんな男なのかを考えていきたいです。

-矢部さんと似ていると思うところはありますか。

 僕に近いキャラクターだと思います。僕もすぐにおどけたりするキャラなので(笑)。星野くんほど口はうまくないですが、それ以外は似ています。

-今回、星野役は、宮本弘佑さんとWキャストで演じますが、宮本さんとは今回、初めての共演ですか。

 共演は初めてですが、宮本くんとは同じ事務所なので、昔、別のお仕事で会ったことがあり、当時、高校生だったと思いますが、僕と年が近く、考え方がすごくしっかりしているという印象でした。久しぶりに再会できるのは楽しみです。

-では、本作の見どころは?

 濱マイクという男が本当にかっこいいので、まずはそこを見ていただきたいです。それから、世界観やおしゃれな衣裳もこの作品ならではだと思いますし、友情や絆、誰かを思いやる気持ちが詰まった熱い作品になると思うので、ぜひそうしたところを楽しみにしていただければうれしいです。

-ところで、矢部さんは10歳でデビューして以降、俳優として、そしてDISH//として活躍しています。デビューのきっかけは?

 今の事務所にスカウトしていただいたことでした。それまでサッカーをやっていたので、自分はサッカー選手になるものだと思っていて、この世界には全く興味がなかったんです。ですが、スカウトしていただいたときに、事務所の所属タレント一覧のチラシを頂いて、当時、僕が好きだった番組に出ているタレントの方が在籍していらしたのを見て入りました。

-その後、活動していく中で、楽しさを見いだしていったのですか。

 そうですね。中学1年生のときに、「天才てれびくんMAX」という番組に出演させていただき、さまざまな職業の体験コーナーをやらせていただいたり、バラエティーのようなコーナーをやらせていただいたり、普通ではできない体験をたくさんさせていただいて、それがすごく楽しくて、面白さを感じるようになりました。それから、中学2年生の終わりぐらいにDISH//を結成したことで、この仕事をずっと続けたいと思うようになりました。

 
  • 1
  • 2

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

山下美月が“かつてなく最高の主人公”に 「自分も成瀬あかりのような人間に近づきたい」舞台「成瀬は天下を取りにいく」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月16日

 舞台「成瀬は天下を取りにいく」が7月4日(土)から上演される。本屋大賞をはじめ数多くの文学賞を受賞し、主人公・成瀬あかりが全力で我が道を突き進む姿が読者を魅了した、シリーズ累計発行部数210万部を突破する大人気小説『成瀬あかりシリーズ』。 … 続きを読む

片山友希、MEGUMI「間違えても失敗しても、とにかく前に進み続けるということはお伝えできたかなと思います」『FUJIKO』【インタビュー】

映画2026年6月15日

 1970~80年代の静岡を舞台に、激動の時代を生きるシングルマザーが自らの生き方を模索しながら力強く歩んでいく姿を描いた、木村太一監督の『FUJIKO』が全国公開中だ。本作で主人公の富士子を演じた片山友希と、企画・プロデュースを担当し、出 … 続きを読む

舞台「キングダムII ―継承―」三浦宏規・高野洸・山本千尋・山口祐一郎、「死力を尽くさなければいけない」作品に再び挑む【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月12日

 累計発行部数1億2000万部を突破した、原泰久による大ヒット漫画を原作とした舞台の第2弾となる「キングダムII ―継承―」が、8月9日から上演される。本作は、苛烈な戦乱の中にある中国・春秋戦国時代を舞台に、戦災孤児の少年・信と、のちの始皇 … 続きを読む

「豊臣兄弟!」第22回「播磨大誤算」戦国の世の難しさを印象付けた播磨攻略戦【大河ドラマコラム】

ドラマ2026年6月11日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。小一郎と秀吉が播磨攻略に難渋する様子を描いた6月7 … 続きを読む

山本耕史、「RENT」に続き全編英語上演に挑む「ゼロからのスタートだけどやるしかない」 日米合作ブロードウェイミュージカル「フル・モンティ」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月11日

 山本耕史が、ゆりやんレトリィバァとブロードウェイで活躍するキャストとともに挑む、日米合作ブロードウェイミュージカル「フル・モンティ」が、8月19日から上演される。本作は、1997年に映画をもとに誕生し、トニー賞作品賞を含む9部門にノミネー … 続きを読む

page top