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NHKで放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。11月6日放送の第42回「夢のゆくえ」では、これまでドラマを大いに盛り上げてきた北条時政と八田知家が姿を消すことになった。これに関して、時政役の坂東彌十郎、知家役の市原隼人がコメントを発表した。
まず、彌十郎は「おなごには苦労しない」時政の魅力を、「何だろうな、真っすぐなところじゃないですかね」との言葉に続けて、こう語った。
「守ろうと思った女性は、必ず守るというのは、やっぱり女性にも通じるんじゃないかなという感じですよね。だから尽くしてくれるし、でも、ポンコツだから女性は甘えさせてくれない(笑)。そういう女性がきっと時政は好きなんでしょうね」
今回、時政が見せた笑顔については、「それはもう本当に、周りの人がつくってくれた笑顔で」と謙遜し、その言葉の意味を次のように説明した。
「泰時(坂口健太郎)が会いに来てくれて、僕が目覚めるときに、『…うん』って顔をじっと見て、『あれ…誰…?』と思っている間に、泰時がとてもいい笑顔をしてくれるんですよ。それでもう、昔の気持ちに戻れる部分もあるし、サツキ(磯山さやか)も、言葉はきついけど、やっぱり優しいし。伊豆にいたころの北条の雰囲気が、またあそこに戻れたというのはやっぱり、時政が一番幸せだったということじゃないですかね」
さらに、ここまで演じてきた時政役をこう振り返った。
「時政はダークというイメージを皆さんも持っていらっしゃっただろうし、僕も、もともと持っていましたけれども、一貫して家族のため、それから国のために頑張る。『それ以外はもうどうでもいいよ、ポンコツで』というところは、最初から最後まできっと一貫していたんだなと思います。それが時政らしい、いいところだったなと思っています」
最後に、時政のラストシーンについて、まず一言「いい終わり方」と語った後、「皆さん壮絶な死に方をなさっている中で、最後にこのホワンと柔らかいシーンで終われるというのは、きっと時政だけなんだと思いますよ。それを最後にプレゼントしてもらったような気がするので、これも(脚本の)三谷幸喜さんに感謝ですね」と満足そうに話を締めくくった。
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