草川拓弥(超特急)「さまざまなものにチャレンジして、学んでいきたい」 俳優としての思いを語る【インタビュー】

2022年11月5日 / 08:00

 3時のヒロイン・かなでと草川拓弥(超特急)が、W主演するドラマ「デブとラブと過ちと!」が11月7日から放送される。本作は、電子書籍サイト「コミックシーモア」で累計6千万ダウンロードを突破したオリジナルコミックが原作のドタバタラブコメディー。ビルの屋上から落下したものの、一命を取り留めた夢子が、ポジティブに生まれ変わり、恋に仕事に友情に、全力で突き進む姿を描く。夢子が恋する若手副社長・結城圭介を演じる草川に、本作の見どころや俳優としての思いなどを聞いた。

草川拓弥(超特急) (ヘアメーク:Mashino/スタイリスト:東正晃) (C)エンタメOVO

-今回は、ヒロインが恋する副社長役での出演ですが、出演が決まったときの心境を教えてください。

 率直にすごくうれしかったです。かなでさんとは、超特急の舞台で一度だけご一緒させていただいたことがあるんです。ただ、そのときはあまりお話しすることができなかったので、今回、ご一緒できることを楽しみにしていました。

-かなでさんの印象は?

 かなでさんご自身も原作者の方もおっしゃっていましたが、夢子そのままだなと思いました。すごく明るく気さくで熱心な方です。

-最初に脚本を読んだとき、どこに面白さを感じましたか。

 今回、仕事や日常生活で感じる悩みやモヤモヤ、それから夢子と結城の恋愛関係を軸にしたドラマオリジナルの展開になっています。結城の過去も登場し、ドラマならではの面白さや楽しみがあるのではないかなと思います。ただ、もちろん夢子のポジティブなせりふの数々は変わらず登場しますし、原作同様、勇気づけられる作品になっています。

-恋愛関係を軸にしているということは、キュン要素も多いんですね。

 多いと思います! ですので、ぜひ楽しみにしていただけるとうれしいです。

-結城を演じるに当たっては、どんなところを意識しましたか。

 結城は、副社長としてバリバリと仕事をしていますが、実はいろいろなことを抱えていて、人に打ち明けられずにいる状況です。そんな中、夢子と出会い、夢子のおかげでどんどん変わっていきます。ツンデレなところも多く、仕事をしているときと夢子といるときはまるっきり違う顔を見せる人物なので、そこは特に意識して演じました。

-結城に共感できるところや、自分と似ていると思うところはありましたか。

 僕は、思ったことをすぐに口に出してしまうタイプですが、そんな僕でも言えないこともあります。それは結城も同じで、いろいろと抱えながら生きているということにすごく共感できました。

-草川さんから見た夢子はどんな人物ですか。

 元気やエネルギーをもらえる人です。夢子はすごくポジティブで、明るくて、彼女を見ているだけでも周りは和むし、笑顔にもなれる。どんなときも、適した言葉をくれるすてきな女性だと思います。今回、撮影期間中、かなでさんはカットがかかっても夢子であり続けてくれたので、居心地のいい雰囲気を作ってくださいました。

-では、ラブコメディーである本作にちなんで、草川さんの理想の女性像を教えてください。

 僕は料理ができないので、おいしい料理が作れる人に引かれます。それから、目標に向かって諦めずに突き進んでいる人はすてきだなと思います。男女関係なく、何かに向かって頑張っている姿って応援したくなりますよね。その姿を見て僕も頑張ろうと思えます。

-どんな料理ができたらうれしいですか。

 料理のこだわりはないので、何でもうれしいです。しいたけが苦手なので、それが入ってなければ(笑)。

-ところで、俳優としても「超特急」としても幅広く活動している草川さんですが、芸能界を目指すきっかけは何だったんですか。

 実はこの世界には全く興味がなかったんですよ。ですが、中1の終わり頃、サッカーの練習をするために学校に向かっていたときに、突然声を掛けられてオーディションの案内が入った封筒を渡されたんです。あまりにも突然だったので、すごく怖かったんですが(笑)、それがきっかけでした。それまでこの世界に入ることを考えたこともなかったので、オーディションに行こうかどうしようか悩んだんですが、いとこがスターダスト事務所を知っていて背中を押してくれて…。それで、オーディションに行って事務所に所属することになりました。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

岩田剛典、白鳥玉季「全編を通してくすっと笑えるコメディー映画になっていますので、気楽な気持ちで映画館に来ていただきたいです」『金髪』【インタビュー】

映画2025年11月21日

 日本独特のおかしな校則、ブラックな職場環境、暴走するSNSやネット報道といった社会問題を背景に、大人になりきれない中学校教諭が、生徒たちの金髪デモに振り回されながら成長していく姿を、坂下雄一郎監督がシニカルな視点で描いた『金髪』が全国公開 … 続きを読む

加藤清史郎&渡邉蒼「僕たちも今、夜神月に巻き込まれている」 子役出身の二人が挑む「デスノート THE MUSICAL」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年11月21日

 映画やドラマ、アニメなど幅広いメディア展開を遂げてきた人気漫画「DEATH NOTE」のミュージカル版「デスノート THE MUSICAL」が11月24日から上演される。2015年に日本で世界初演された本作は、原作のスリリングな物語を世界 … 続きを読む

なにわ男子・大西流星「“timeleszのお兄さん”な原くんは印象通り」 timelesz・原嘉孝「流星は優しくてしっかりしてる子」 1月期ドラマでW主演【インタビュー】

ドラマ2025年11月20日

 なにわ男子・大西流星と、timelesz・原嘉孝がW主演する「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 横浜ネイバーズ Season1」が、2026年1月から放送がスタートする。  本作は、令和版『池袋ウエストゲートパーク』として注目を … 続きを読む

早見沙織「プレデターの新しい魅力をこの映画から感じていただけると思います」『プレデター:バッドランド』【インタビュー】

映画2025年11月19日

 未熟故に一族を追われた若きプレデターのデクは、生存不可能とされる最悪の地「バッドランド」に追放される。デクはその地で謎のアンドロイドの少女ティアと出会う。「プレデター」シリーズ中、初めてプレデター自身を主人公に据えて描いた『プレデター:バ … 続きを読む

【Kカルチャーの視点】「ユミの細胞たち」の原作者、ウェブトゥーン作家イ・ドンゴン

インタビュー2025年11月17日

 韓国文化の“今”を再構築し続けるKカルチャー。今回は、デジタル空間で物語を紡ぐウェブトゥーンの世界に焦点を当てる。平凡な会社員ユミの頭の中で繰り広げられる細胞の物語――。2015年に連載を開始した「ユミの細胞たち」は、全512話で32億ビ … 続きを読む

Willfriends

page top