エンターテインメント・ウェブマガジン
一方、政子役の小池栄子は、父・時政への気持ちについて、「もう一度立ち止まって考えてもらえるようなことを娘としても助言ができたんじゃないかなとか、タラレバの気持ちがたくさんあります」とやや後悔をのぞかせつつも、必死の命乞いが時政の命を救う結果につながったことについては「精いっぱいできることはしたのかもしれないです」と納得している模様。
さらに小池は、これまで散々時政をたきつけてきた、事の元凶ともいえる義母りく(宮沢りえ)との別れのシーンにも言及した。
こちらに関しては、「いろんな苦楽を共にしてきたし、許せないこともいっぱいありましたけど、やっぱり悲しかったですね」と複雑な思いをのぞかせつつも、シーン自体には「粋な別れ方だなと思いました」と満足している様子がうかがえた。
小池と共にりくとの別れのシーンを演じた実衣役の宮澤エマも「どれだけわだかまりがあって、お互いに対していろんな感情を持っていても、あの(頼朝が挙兵したとき、一緒に避難した)伊豆山権現での3人というのが、もしこれだけ政権のいろんな争いに巻き込まれなければ、わりかし和気あいあいと仲よくやっていけた姿というのが、1回はあったので」と語り、「三谷さんはすてきな3人の女性の関係性を書いてくださったなと思いました」と名シーンを生んだ脚本の三谷幸喜を称えた。
(取材・文/井上健一)
映画2025年12月30日
-どんな点が楽しかったのでしょうか。 舞台や実写作品の場合、役を演じていても、どこか自分が残っているんです。でも、アニメーションは外見が自分と全く異なるので、より強い没入感が味わえて。それがすごく楽しかったです。 -そういう意味では、主人 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月29日
映画『うちの弟どもがすみません』やドラマ『リベンジ・スパイ』など、数々の映画やドラマ、舞台で活躍する織山尚大の3年ぶりの主演舞台となる「エクウス」が1月29日から上演される。本作は、実際に起きた事件を基に描かれた、ピーター・シェーファーに … 続きを読む
映画2025年12月28日
【日本映画】 邦画界は、今年も『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』『チェンソーマン レゼ篇』『名探偵コナン 隻眼の残像』など、アニメーション作品が興行成績の上位を占めたが、実写映画でも大ヒット作が生まれた。歌舞伎を題材とした … 続きを読む
ドラマ2025年12月26日
▽家族を世話する母 ムン・ソリは、「クイーンメーカー」(23年)や「私たちの人生レース」(同)のように、女性の主体性や自分らしさを打ち出す役を担い、エンパワーメントの姿を体現してきた。だが「おつかれさま」では、“肩書きのない母”を真 … 続きを読む
映画2025年12月24日
-この映画は、ちょっとフランス映画みたいなところがありましたね。 分かります。私もそう思いました。確かにそういう味わいがありますね。最初の撮影が、矢添と2人で、部屋で紅茶を飲んでいるシーンだったんですけど、プレイバックしてモニターを見た時 … 続きを読む