【インタビュー】ミュージカル「HOPE」高橋惠子、「悔いのないようにやり切ろう」と出演を決めた初めてのミュージカル

2021年8月6日 / 08:00

-ホープは原稿にこだわった人生を送りましたが、高橋さんご自身はどんなことにこだわっていますか。

 物にこだわるということはないのですが、自分に正直に生きたいという思いは常に持っています。それと、私は、15歳で女優になって、その後はありがたいことにすぐに映画の主役を頂いて、多くの方に知っていただけるようになりました。そのときに、自分自身を変えたくないという思いがあって、仕事帰りに夜空を見上げて、星を見るようにしていました。私、北海道の生まれで、12歳まで北海道で育ったんです。学校まで歩いて1時間というような原野に家があったので、子どもの頃から夜空を見上げていたんですよ。星はどこにいても、子どもの頃と変わらず空にあるので、自分も何も変わらないというのをそこで確認していたんだと思います。こだわりというと少し違うかもしれませんが、それは私にはとても大切な時間でした。

-最後に作品への意気込みと、公演を楽しみにされている方にメッセージを。

 自分でもこの年になって初めてミュージカルに出演するというのは驚きですが、きっとできないものは振られないだろうと勝手な思い方をして、思い切って挑戦したいと思います。歌のレッスンにも励み、一生懸命に歌えるように、そしてホープという役を自分のものにできるように、このミュージカルに懸けていきたいと思っております。ぜひ、見て頂ければうれしいです。

(取材・文/嶋田真己)

ミュージカル「HOPE」

 ミュージカル「HOPE」は、10月1日~17日に、都内・下北沢 本多劇場で上演。
公式サイト https://musical-hope.com

 

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