エンターテインメント・ウェブマガジン
著名作家の遺稿の所有権をめぐって、実際にイスラエルで起こった裁判をモチーフに描いたミュージカル「HOPE」が、10月1日から上演される。日本初演となる本作で、主人公・ホープを演じるのは高橋惠子。高橋は、女優デビュー51年目にして初めてのミュージカルで主演に挑む。高橋に初ミュージカルへの思いや公演への意気込みを聞いた。
実は「あと2年ぐらいで女優を引退しようかな」なんて思っていたんです。ですが、先日まで出演していた舞台「キネマの天地」で、ステージに立ってお芝居をしていたら、やっぱり女優業は面白いなと改めて感じました。それに、自分の中でやり切っていないのに辞めるなんてまだ早いという思いも湧いてきたんです。それで、もう1回、いろいろなことに挑戦して、悔いのないようにやり切ろうと決めた直後にこのお話を頂いたので、これはもうやるしかない、と。できるできないは置いておいて、とにかくやるぞという前向きな気持ちでお引き受けしました。タイミングがすごく良かったんです。
女優業を50年やってきましたが、「これだけで終わってしまうのももったいないな。ほかのこともやってみたいな」という思いがあったからです。じゃあ、ほかのことって何かと言われると、具体的なものはなかったのですが。それから、女優は自分には向いてないんじゃないかな、と。50年やってきて今さら向いてないというのもおかしな話ですが(笑)、そんな気持ちもあったんです。
公演まで限られた時間ですが、そこに向かって精いっぱいトレーニングをして、とにかく歌えるようになりたいと思っています。なので、まだプレッシャーを感じている暇もありません(笑)。
ホープは、母親から譲り受けた原稿を手放さず、それにこだわって、それを頼りに生きたのですが、その姿に、人間にはすごい力があるんだということを感じました。肩書きもなく、財産もなく、何も持っていなくても、自分自身でいることでそこには強いエネルギーがあるものだと思います。それから、ホープが最終的に選ぶ生き方には感動しましたし、私もホープを見習わなければいけないと思うところもたくさんあります。私はイスラエルには行ったことがなく、戦争という大変な出来事も体験していないので、その辺りは今後、さらに深めていかなければいけないと思っていますが、1人の人間として共感できる部分はたくさんあると思います。
まだお会いしてないんです。共演の経験もないので、今回、役者と演出家という形で初めてご一緒させていただきます。顔合わせのときにはお会いできると思うので、お会いできるのが楽しみです。この作品は、新納さんが翻訳もされて、上演台本も書かれているのですが、それだけ思い入れがあるということだと思いますので、その期待に応えられるよう頑張らなければいけないと思っています。
はい。今日(取材当日)は、ビジュアル撮影を行っていたのですが、そこで初めてお会いして、お二人ともとても魅力的な若者でしたので、共演できることがうれしいです。きっといろいろな刺激を頂けるんじゃないかと思っております。それから、(過去のホープ役の)清水くるみちゃんとは、(19年に上演された)「黒 白 珠 KOKU BYAKU JU」という舞台作品でご一緒させていただいたので、今回もまたご一緒できるのがすごくうれしいです。(マリー役の)白羽ゆりさんともご縁があって…。このコロナ禍で時間ができたので、フランス語を習いに行っていたのですが、そこで白羽さんのお姉さまと同じクラスになって、知り合ったんです。それがきっかけで、白羽さんともお会いして、「一緒に舞台に立てるといいね」というお話をしていたんですよ。こんなに早く実現できるとは思っていなかったので、すごく楽しみです。
ドラマ2026年5月28日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=羽柴秀吉/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。5月24日に放送された第20回「本物の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年5月28日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼太宰府天満宮の「梅ヶ枝餅」 前 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年5月27日
芳根京子と渡辺翔太がダブル主演を務める、Bunkamura Production 2026/DISCOVER WORLD THEATRE vol.16「ウェンディ&ピーターパン」が、6月12日から上演される。本作は、世界的名作「ピーターパ … 続きを読む
映画2026年5月22日
その男が右手で触れた瞬間、相手は消え、死が訪れる。世にも奇妙な凶器なき犯行と謎に包まれた動機とは…。俳優だけでなく、脚本家、映画監督としても活躍する佐藤二朗が、初めて漫画原作を手がけたサイコバイオレンスを、自らの主演・脚本、城定秀夫監督で … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年5月22日
宮野真守と神山智洋(WEST.)が出演する、2026年劇団☆新感線46周年興行・夏公演 SHINKANSEN☆RSP 怪奇骨董音楽劇「アケチコ!~蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島~」が、6月12日から上演される。本作は、脚本に劇作家の福原 … 続きを読む