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非常に謎の多い人物なので、収録が始まる前は、「大変だな…」と心配していたんです。ところが、いざ台本を読んでみると、松永の人物像がとてもはっきりしている。ひょうひょうとして、何を考えているか分からないような、実に人間味のある人物として描かれていたので、演じる方としては、とてもやりやすかったです。
僕としては台本通りに演じただけですが、やるからには今まで見たことがないような松永像、あるいは型にはまらない武将になれば…という思いで臨みました。そしてもう一つ心掛けたのが、長谷川くんを大事にすること、そして好きになることです。そもそも、役者・長谷川博己のことは、今回ご一緒する前から大好きでしたから。これだけ長い間、一緒にお芝居をさせていただき、役者としても存分に楽しませていただきました。
史実通りかどうかは分かりませんが、実は爆死したかったという思いも多少はありました。もしそれが実現していれば、それこそ皆さんの想像を遥かに超えるすさまじいものにしたかったな…と。とはいえ、松永の心情としては、40回を通じてそれと同じぐらいのピークを迎えられたと感じていますし、池端先生が描かれた松永の最期を演じられて、心から「良かった」と思っています。なので、お願いですから、「爆死じゃないのか」とがっかりしないでください。
(取材・文/井上健一)
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