エンターテインメント・ウェブマガジン
今回は、ぎりぎりまでフェースシールドを付けていたり、なるべく距離を置いて演じなければならなかったので、その分、人と触れ合うことの大切さを気づかされました。寅ちゃんにも、ハグしたくなるような瞬間がたくさんあったのに「あっ、ちょっと近いな」とか(笑)。何ということはない親子の触れ合いですが、そういう瞬間が親子っぽく見えるのかなと思いました。
家族がそろうシーンで布団の打ち直しをするところがあって、その当時の普通の日常の風景なんですが、こういう一つ一つの作業をみんなでやっていたんだなあ、こういう時代だったんだなあと思ったことが印象に残っています。これを見て、懐かしいと思われる方もいらっしゃると思いますし、逆に新鮮に見ていただけるシーンでもあると思います。
私は、脚本を読んだときに、亡くなった祖父のことを思い出しました。祖父は渥美清さんの大ファンだったので、いろいろな思い出がよみがえってきました。前回のドラマもそうですが、きっと今報告したら、うれしがるだろうなとか、もっといろんなことを聞きたかったなあとか、そんなことを思いました。今回のスペシャルは、寅ちゃんが、大好きだったお母さんや家族のことを、思い返すという物語です。今、コロナ禍で、会いたくても会えない人がたくさんいると思います。このドラマには、相手を思うことの大切さが込められているので、見終わった後に、会えないけど会いたいな、という大事な人のことを思えるような作品になっていると思います。
(取材・文・写真/田中雄二)
舞台・ミュージカル2025年4月2日
-ところで、門脇さんは映像作品でもご活躍されていますが、舞台に立たれることに対してはどのような思いがありますか。 気持ちの面では変わらないですが、舞台はカメラが寄ってくれるわけではないので、声や体の所作で伝えなければいけないと思います。映 … 続きを読む
ドラマ2025年4月1日
-高知県の「やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」も訪問されたそうですね、 「アンパンマンミュージアム」には二度伺いました。どちらの日も親子連れでいっぱいで、改めて『アンパンマン』という作品が幅広い世代に愛されていることを知り、「 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年4月1日
-なるほど。では、坂本さんは増田さんのテッド、増田さんは坂本さんのジムについてはどんな印象がありますか。 坂本 テッドは一見すると自分の意見を押し通して歩んでいるように見えるけれども、実は周りを自然と幸せにしたり、勇気づけたりするタイプの役 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年3月29日
-では、鋼太郎さんの演出の魅力はどこに感じていますか。 鋼太郎さんらしい的確に丁寧な演出をつけてもらえるので、われわれとしてはやりやすいです。尊敬していますし、シェークスピア作品の演出家としてこの方の右に出るものは今、日本にはいないんじゃ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年3月28日
-炭治郎のどんなところに魅力を感じていますか。 優しいところです。言葉にするとすごく薄っぺらく感じますが、僕だったら自分の家族が殺されたら恨み殺してやると思ってしまうかもしれません。心が歪んでしまってもおかしくない状況なのに、炭治郎は純粋 … 続きを読む