【インタビュー】舞台「フリムンシスターズ」松尾スズキ「人を前にして笑わせたい、ということにこだわっているんだと改めて思いました」

2020年10月18日 / 06:00

-シアターコクーンの芸術監督に就任後、時間を置かずに新型コロナウイルスの影響を受けて、大変な状況だったかと思いますが、演劇や舞台への思いに変化はありましたか。

 人前でやることは特別なことだと改めて感じました。今夏に、WOWOWさんが手を貸してくださり「劇場の灯を消すな!」という番組を立ち上げて、人前に立たないエンターテインメントを作るということもやってみたのですが、やはり苦しいんです。もちろん、その番組は番組として成立したと思いますし、新たなエンターテインメントができたと自負もしていますが、でも、その番組を作ったからこそ、やっぱりお客さんが目の前にいてほしいという思いが強くなりました。自分は人を前にして笑わせたいということにこだわっているんだと、改めて思いました。

-芸術監督としての新たなビジョンは?

 僕個人の仕事としては、まだ何も中止にはなっていないんです。なので、就任会見時に話していたことと変わりはないです。海外に行くと、キャバレーみたいなところでもショーをやっていますが、渋谷のど真ん中でそういったショーが展開されたら面白いだろうなと思っているので、そんなショーをお見せできたらと思っています。

(取材・文・写真/嶋田真己)

COCOON PRODUCTION 2020「フリムンシスターズ」

 COCOON PRODUCTION 2020「フリムンシスターズ」は、10月24日~11月23日、都内・Bunkamuraシアターコクーンで上演。
公式サイト https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/20_furimun/

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

早瀬憩「撮影中は朝子と一心同体で生きた感覚がありました」感動のヒューマンサスペンスで入魂の演技『私はあなたを知らない、』【インタビュー】

映画2026年8月27日

-中野監督は、早瀬さんのクランクアップ時の様子について「崩れ落ちるように」と語っていますが、当時の心境はいかがでしたか。  撮影中は朝子と一心同体で生きた感覚があったので、クランクアップしたときは「うれしい」でも「寂しい」でもなく、何とも言 … 続きを読む

渡邊圭祐「登場人物に共感ができない部分があるからこそ面白い」 舞台「Yerma イェルマ」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年8月27日

 スペインの詩人・劇作家ロルカの傑作「イェルマ」を起点に、作:オノマリコ×演出:稲葉賀恵によって、1930年代のスペインから現代の東京へと舞台を移し、生きる価値を見出そうとする女と男たちの物語を描く舞台「Yerma イェルマ」が9月21日か … 続きを読む

西島秀俊「人間は互いに支え合い、助け合って生きている」入魂のヒューマンドラマで、スペシャルニーズの子どもたちと共演『時には懺悔を』【インタビュー】

映画2026年8月26日

-しんすけさんを含め、スペシャルニーズの方々やそのご家族にお会いしたことで、作品に取り組むお気持ちに変化はありましたか。  最初にお会いしたとき、ご家族から「俳優として接してください」とお話がありました。「やりたいことは遠慮しないでください … 続きを読む

【K-POPもKドラマも深読みしたら韓国が見えた】#MOMOはなぜ、同い年のアナウンサーを「友達」と呼んだのか――韓国語「チング」のもう一つの意味

2026年8月25日

 K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む

毎熊克哉、近藤華「見えないという恐怖をちょっと和らげてくれる映画だと思います」『見えない娘 THE INVISBLES』【インタビュー】

映画2026年8月25日

近藤 風子が映画を撮ることに興味があるのは、自分ともすごく似ているところだったので、近藤華のオタク的な部分を出して演じた部分はありました。風子は年齢的に子どもでも大人でもない時期なので、自分は大人だと思って背伸びをしているところから、だんだ … 続きを読む

page top