【インタビュー】 ドラマ「マリーミ―!」久間田琳加&瀬戸利樹 ニート×国家公務員の“結婚”を演じて「結婚したくなりました!」

2020年10月17日 / 06:43

 雑誌『Seventeen』の専属モデルとして人気の久間田琳加と俳優の瀬戸利樹が出演し、現在放送中のドラマ「マリーミ―!」(ABCテレビ・テレビ朝日系)。本作は、架空の法律「ニート保護法」のもと、強制的に結婚することになったニートの女性・陽茉梨(ひまり)と、エリート国家公務員の心(しん)が、徐々に心を開き、家族になっていく姿を描く“ほわキュン”ラブストーリーだ。家族に先立たれ、ひとりぼっちのニートになってしまった主人公・陽茉梨を久間田が、「結婚しない主義」を自称しながらも陽茉梨の夫となる心を瀬戸が演じる。夫婦役の2人に、演じた感想や、撮影現場の雰囲気、作品を通して感じた「結婚観の変化」などを聞いた。

夫婦役を演じる瀬戸利樹(左)と久間田琳加

-久間田さんは、本作が連ドラ初出演&初主演となりますが、オファーを受けたときの気持ちを聞かせてください。

久間田 お話を頂いたときは、すごくうれしかったです。ドラマの現場を経験したことがなかったので、不安もあったのですが、現場では瀬戸さんが盛り上げてくださったので、リラックスして撮影に臨むことができました。

-台本を読んだときの感想は?

久間田 キュンキュンが詰まっていて、本当に面白いなと思いました。こんなラブストーリーを演じるのは恥ずかしいなってドキドキしました。

瀬戸 結婚してからストーリーが始まる作品なのですが、2人がすごく初々しいので、付き合う前のドキドキ感や恋愛要素が多く詰まっていて、演じるのが楽しみになりました。

-それぞれ、役を演じる上で意識したことは?

久間田 陽茉梨はニートなのですが、心さんと結婚して、一つ屋根の下で暮らしていく過程を積み重ねていって、昔の明るい陽茉梨に戻っていくので、そういう変化に気を付けて演じました。

瀬戸 僕は国家公務員の役だったので、厚生労働省の仕事について調べたり、いろんな発見をしながらキャラクターを作りました。初々しさはこの作品の肝だと思っていたので、仕事のときはパキッと、陽茉梨といるときは、むずむずするような二面性を出せるように心掛けました。

-演じた役柄で、自分と似ているなと感じる部分はありますか。

久間田 好奇心が旺盛なところです。陽茉梨は結婚をきっかけに、食べ物や、いろんなことに興味を持っていくのですが、私も、まだ経験していないことがたくさんあって、いろんなことを知ったり、経験してみたいと思っているので、そういう部分は演じる上でも重なりました。

瀬戸 僕はあまり人に興味がないというか、干渉しないところが似ているなと思いました。心は高スペックですてきな男性なので、それ以外は、僕とは似ても似つかなかったです(笑)。

-お二人は初共演ですが、お互いの印象は?

久間田 瀬戸さんは、最初にお会いしたときはクールな印象があったのですが、ふとした言葉が面白くて、ムードメーカー的な存在です。現場では引っ張ってくれて頼りにできる先輩でした。

瀬戸 僕も、最初は久間田さんはクールな方なのかなと思いましたが、撮影を通して仲良くなると、僕の物まねをしてくれたり、すごくおちゃめな方だなという印象に変わりました。

-久間田さん自身は、心のような男性についてどう思いますか。また、瀬戸さんは、陽茉梨みたいな女性をどう思いますか?

久間田 心さんはすごくすてきな男性で、本当に全女子がメロメロになっちゃうんじゃないかなと思います。優しい王子様ですね。

瀬戸 陽茉梨ちゃんは、これほど守ってあげたくなる女性はなかなかいないんじゃないかなって思いました。すごく魅力的だなと思います。

-共演者との間で、印象に残っているエピソードは?

瀬戸 僕はゴールデンボンバーの喜矢武豊さんとゲームの話で盛り上がりました。2人ともゲームが大好きなので、お会いした初日に連絡先を交換して、一緒にゲームをするぐらい仲良くなりました。

久間田 喜矢武さんはめちゃくちゃボケるんですよね(笑)。それに瀬戸さんも乗っかって、面白くて楽しい人たちが集まっている現場でした。

-本作のテーマでもある、癒やしの胸キュン、“ほわキュン”の世界観を表現するために、こだわったところは?

瀬戸 ハグをしたり手をつなぐシーンはこだわりました。腕枕をするシーンでは、どうも僕の腕枕がぎこちなかったようで(笑)、劇中ではしっかりとした腕枕ができるように、見せ方なども指導していただきました。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

板垣李光人「最初から、戦争を考えて見るのではなく、実際に見て感じたことを広めていっていただければ、それが一番うれしいです」『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』【インタビュー】

映画2025年12月5日

 戦争がもたらす狂気を圧倒的なリアリティーで描き、第46回日本漫画家協会優秀賞を受賞した武田一義の戦争漫画をアニメーション映画化した『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』が12月5日から全国公開された。太平洋戦争末期、激戦が繰り広げられたペリリ … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(8)百年ぶりの復活へ 四代目が掲げた三つの大願

舞台・ミュージカル2025年12月4日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。    2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む

多部未華子「学びの多い現場でした」DV被害者役に挑んだヒューマンミステリー「連続ドラマW シャドウワーク」【インタビュー】

ドラマ2025年12月1日

 WOWOWで毎週(日)午後10時より放送・配信中の「連続ドラマW シャドウワーク」は、佐野広実の同名小説を原作にしたヒューマンミステリー。  主婦の紀子は、長年にわたる夫の暴力によって自己喪失し、すべて自分が悪いと考えるようになっていた。 … 続きを読む

森下佳子「写楽複数人説は、最初から決めていました」脚本家が明かす制作秘話【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月1日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、まもなくクライマックスを迎える。これまで、いくどとなく視聴者を驚かせてきたが、第4 … 続きを読む

富田望生「とにかく第一に愛を忘れないこと」 村上春樹の人気小説が世界初の舞台化【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年11月30日

 今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む

Willfriends

page top