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「麒麟がくる」の物語は、今の時代とものすごく重なります。「どうなっていくの、日本?」というやり場のないみんなの思いや「みんな幸せになりたいんだよ」という思い、そして「それをどうにかして見付けよう」という思い…。思いがけないことが次々と起こりますが、「生きるって、そういうことなんだ」と改めて感じています。高度経済成長があり、バブルがはじけたときもあり、自然に翻弄(ほんろう)される日もあり、さまざまな出来事を経て、私たちの今があるわけですが、戦国時代でさえも人はたくましく立ち上がってきました。だから、このドラマを見た皆さんが「負けていられない!」「自分もちゃんと生きていかなきゃ」と思えるような結末になることを願っています。
きっと麒麟はやって来ます。どうぞ楽しみにしていてください。でも、いきなりはやって来ないんですよね。いろんなことがあった先に現れると思いますので、それまで、皆さんが作る人間模様や世の動きを楽しんで、感じていただきながら、最後まで見届けていただければ。私も十兵衛の成長を、母としてちゃんと見守っていきたいと思います。
(取材・文/井上健一)
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