【インタビュー】『劇場版ウルトラマンタイガ  ニュージェネクライマックス』井上祐貴 「20年、30年後、先輩ウルトラマンの皆さんのように、僕もファンの前に立たせてもらいたいと思っています」

2020年8月6日 / 13:57

-井上さんが考える今回の劇場版の見どころは?

 タロウの息子ということで始まったタイガですが、本編ではタイガとタロウの親子の物語はあまり描かれませんでした。でも、劇場版では満を持して親子の物語が描かれます。特にタロウがすごくかっこいい。僕はタロウの勇姿に完全にやられてしまいました(笑)。ただ、それもやっぱり、タイガとの親子の絆があるからなんです。そういう意味で、タロウ世代の方にも楽しんでもらえる作品になっていると思うので、ぜひ期待してください。

-劇場版でタイガの物語が終わった後も、井上さんは先輩方と同じようにウルトラマンとして名を残していくことになります。その責任はどんなふうに感じていますか。

 ウルトラマンとしての責任は、出演が決まったときから感じていました。ただ、その感じ方は、先輩ウルトラマンの方たちと会ったりしたことで、この1年の間にだいぶ変わってきましたね。ツブコン(TSUBURAYA CONVENTION 2019)のとき、ダイナ(「ウルトラマンダイナ」(97~98))のつるの剛士さんや、コスモスの杉浦太陽さんにお会いする機会がありましたが、隊員服を着て、変身アイテムを手にしている姿を見たら、僕も20年、30年後にこうやってファンの方の前に立たせてもらいたいな…と強く思いました。これからも、初心を忘れずに頑張っていきます。

(取材・文・写真/井上健一)

(C)劇場版ウルトラマンタイガ製作委員会

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