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8月7日全国ロードショーとなる『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』は、2013年の「ウルトラマンギンガ」以降の7年間に活躍した “ニュージェネレーションヒーローズ”と呼ばれるウルトラマンたちが集結する決定版だ。その中心となるのが、「ウルトラマンタイガ」(19)で主人公・工藤ヒロユキを演じた井上祐貴。公開を前に、「ウルトラマンタイガ」に全力投球した1年を振り返ってもらった。
「ウルトラマンタイガ」という作品に対する愛情は格段に上がりました。特撮にものすごく手が掛かっているということも、初めて知って。ちょっとした戦いのシーンでも、特撮が絡むと撮影に2、3時間かかるのに、放送では2、3秒しか映っていなかったりするんです。スタッフさんが本当に命懸けで頑張っていることを感じて、僕らも「もっと!もっと!」という気持ちになったことを今も覚えています。そういう意味では、ウルトラマンに対する愛情や知識など、いろいろなものが、この1年でものすごく増えました。
タイガはタロウの息子という設定ですが、それを実感したのは、両親に「タロウの息子らしいよ」と伝えたときです。ものすごくテンションが上がって、父からは「ということは、“ウルトラの父”の孫か」みたいなことを言われました(笑)。それぐらいタロウ世代の方にとってはすごいことなんだな…と。イベントなどに出演すると、タロウ世代の方が見にきてくださることも多くて、そういう皆さんの反応からも、タロウのすごさを実感していました。
あれは衝撃でした…。僕も話を聞いたとき、びっくりして。タロウを全話見直してから対談に行きました。そうしたら、篠田さんもタイガを見てくださっていて。篠田さんの口から「イージス」とか「カナ社長」という言葉が出てくるのがすごく新鮮でした。ものすごくありがたかったし、篠田さんのウルトラマンへの愛も感じて、「僕もこんな先輩になりたい」と思いながら対談をさせてもらいました。本当に楽しかったです。
タイガがヒロユキと一緒に成長していくところです。最初に(市野龍一)監督から「ヒロユキと一緒に成長していってほしい」と言われていたんです。でも僕は、そこにタイガもいると思っていて。こんなに未熟なウルトラマンは今までいなかったと思うぐらい、タイガは幼い発言をしていました。時にはヒロユキと対立することもあったり…。でも、仲間のウルトラマンタイタスやウルトラマンフーマ、さらにはヒロユキの同僚であるイージスのメンバーの支えを受け、徐々に成長していく。そういうふうにタイガの成長を感じてもらえる作品だったと思っています。
僕は長野(博)さんがやったティガ(「ウルトラマンティガ」(96~97))と同い年なのですが、父が昔からウルトラマン好きで、ティガを録画してくれていたんです。それを2、3歳の頃に見ていたことを、今も覚えています。僕自身が一番ハマったのは、コスモス(「ウルトラマンコスモス」(01~02))。青が好きだったこともあって、その頃は見た目でコスモスのルナモードがお気に入りでした。でも、物心がついてくると、戦闘態勢でも絶対にこぶしを握らず、相手を傷つけないように事件を解決するルナモードのキャラクターに引かれるようになって。今、僕もいろいろなショーのステージに立たせてもらっていますが、子どもの頃は、親と一緒にそういうショーを見に行っていたんです。タイガが決まったとき、両親に連絡したら、その頃の写真がたくさん出てきて。おかけで当時のことをいろいろと思い出しました(笑)。
僕も先輩たちの作品は一通り見ていましたから、その主人公の方たちと一緒にお芝居をしたり、変身したりできたのは、やっぱりうれしかったです。
いろいろなことを話しましたが、中でも一番盛り上がったのは、「変身シーンの撮影って難しいよね」という話です(笑)。タイガの変身シーンは、例年に比べるとシンプルなんです。だから、先輩方の変身シーンについて「あそこはどうやったんですか?」「実はこうで…」と話を聞くのが面白くて。すごく盛り上がりました(笑)。劇場版でも新しい変身アイテムが出てきますが、どうやったらそれがカッコよく見えるか、皆さんからアドバイスを頂いたりもしました。特に、オーブ(「ウルトラマンオーブ」(16))の石黒(英雄)さんのこだわりはすごかったです(笑)。
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