「東京オリンピックの裏側で、こんなドラマが巻き起こっていたとは」松坂桃李(岩田幸彰)【「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」インタビュー】

2019年11月3日 / 20:50

-岩田家のご家族に会う機会はありましたか。

 見学にいらっしゃったときにお会いしました。ただ、とても上品な方たちだったので、「すいません…!」という気持ちになりました(笑)。劇中では少し誇張したキャラクターになっているので、僕自身「岩田家の方に怒られないかな…?」と心配していたのですが、皆さん物腰がとても柔らかく、優しそうな方たちだったので安心しました。

-演じてみて、1964年の東京オリンピックについて、どんなことを感じましたか。

 知らないことだらけでした。この時代に東京オリンピックがあったことはもちろん知っていましたが、開会式の裏側でこんなドラマが巻き起こっていたとは…。ブルーインパルスを飛ばす話や、聖火リレーを日本全国でやる話など、いろいろな人たちがあらん限りの知恵を振り絞って、その瞬間を盛り上げようとしていた。田畑さんも「日本の最大のお祭りだ」と言っていますが、情熱を持って本気で考えた人たちが、こんなにたくさんいたんだな…と。それを知ることができただけでも、この作品に参加した意味がありました。

-最終章の見どころを。

 序盤から少しずつ登場してきたチーム田畑が、いよいよ本格的に動き出します。オリンピック開催に向けた新たな波が生まれ、阿部さんを中心とした空気感もぐっとコミカルになっていきます。第1回からの伏線も徐々に回収され、宮藤(官九郎)さんの脚本ならではの面白さも実感できると思うので、ぜひ期待してください。

(取材・文/井上健一)

岩田幸彰役の松坂桃李

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

松本怜生 豊臣兄弟を支える忠臣・石田三成を好演中「演技について家臣団で話し合っています」【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年10月11日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合 毎週日曜 夜8:00~ほか)。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=羽柴秀長/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡跡を描く物語は快調に進行中だ。劇中、秀 … 続きを読む

柚香光「つややかで、あでやかで、華やか、そして情に深く」 最後の「髑髏城の七人」に挑む思い【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月11日

-役者としては、そのいのうえさんが提示したものを超えるというのは大変だったのでは?  いのうえさんがやると稽古場がドカンと揺れるぐらい周りにいる皆さんが笑うので、いのうえさんの後にやるというのはなかなかのプレッシャーでした(笑)。 -今作の … 続きを読む

堤真一「自分なりの演じ方」で描き出す 濵田崇裕、ローマは「僕が出会ったことがない人間」 「グレンギャリー・グレンロス」で初共演【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月10日

-そうした役柄に共感するところはありますか。 濵田 ローマは、二幕になると、途端に本性が見えてきて、それまで隠していたものがあることが分かるので、どれが本当のローマなんだろうかと思います。なので、共感は難しいですが、これまで僕が出会ったこと … 続きを読む

戸田菜穂「スッとあの時代に入っていけるような空気がありました」名作漫画の実写映画化で、昭和の母を好演『遥かな町へ』【インタビュー】

映画2026年10月9日

-戸田さんが当時の生活に引かれる理由は何でしょうか。  昔から、向田邦子さん(「寺内貫太郎一家」、「阿修羅のごとく」などを手掛けた昭和の脚本家、小説家)の作品や、そこ描かれている戦後昭和の生活スタイルが好きだったんです。世の中は今よりもずっ … 続きを読む

【映画コラム】9月の公開映画から

映画2026年10月8日

「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」(11日公開)★★★ 戦争が残した加害と被害の記憶  ベトナム戦争に従軍した元海兵隊員アレン・ネルソン(ロドニー・ヒックス)は、帰国後も戦場の記憶に苦しみ続ける。だが、自らの戦争体験を人前で語り始 … 続きを読む

page top