【インタビュー】映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』夏帆“20代の代表作”にする気概で真っ向勝負!「自分をさらけ出す挑戦でもあった」

2019年10月10日 / 14:27

-その頑張りのおかげでこのような作品に巡り合えたのだから幸せですね。

 そうですね。続けることの大切さってありますよね。

-現在はご自身で出演作品を決められているそうですが、どういう基準で選ばれているのでしょうか。

 仕事は趣味でやっているわけではないので、好みだけでは選べないですよね。先のことも考えなければいけないので、結構悩みます。もちろん、脚本を読んだ段階で「やりたい!」と即決するときもありますが、果たしてこの役は私でいいのか? 私である必要があるのか? とじっくり考えることもあります。好みで言うと、この映画のように、日常の中から生まれた“何か”を描いた作品が好きです。でも、せっかくこの仕事をさせてもらえているのだから、いろんなことにチャレンジしていけたらいいなと思っています。

-最後に読者にメッセージをお願いします。

 箱田さんは「日常生活に潜む悲劇や喜劇に光を当てた話を劇場で見たかった」とおっしゃっていて、私も今の日本映画にそういう作品は少ないので、その心に賛同しました。この映画には、そんな監督の思いがきちんと詰め込まれていますし、純粋に面白いと思えるものに仕上がっています。ぜひ、劇場でお楽しみください。

(取材・文・写真/錦怜那)

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