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そうですね。続けることの大切さってありますよね。
仕事は趣味でやっているわけではないので、好みだけでは選べないですよね。先のことも考えなければいけないので、結構悩みます。もちろん、脚本を読んだ段階で「やりたい!」と即決するときもありますが、果たしてこの役は私でいいのか? 私である必要があるのか? とじっくり考えることもあります。好みで言うと、この映画のように、日常の中から生まれた“何か”を描いた作品が好きです。でも、せっかくこの仕事をさせてもらえているのだから、いろんなことにチャレンジしていけたらいいなと思っています。
箱田さんは「日常生活に潜む悲劇や喜劇に光を当てた話を劇場で見たかった」とおっしゃっていて、私も今の日本映画にそういう作品は少ないので、その心に賛同しました。この映画には、そんな監督の思いがきちんと詰め込まれていますし、純粋に面白いと思えるものに仕上がっています。ぜひ、劇場でお楽しみください。
(取材・文・写真/錦怜那)
映画2025年9月18日
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2025年9月18日
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映画2025年9月18日
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映画2025年9月16日
-お芝居に悩んだり、難しさを感じたりすることはありませんでしたか。 前田 たくさんあります。でもその都度、松井監督と相談しながら進めていきました。迷ったときは、松井監督を信じればいい、という信頼関係が出来上がっていたので。 窪塚 松井監督は … 続きを読む
映画2025年9月12日
-ルンメイさん、夫・賢治役の西島秀俊さんの印象はいかがでしたか。 ルンメイ 今回西島さんと一緒にお仕事ができたことはとても光栄でした。西島さんは経験豊かな方なので、私は現場でとても安心して演技をすることができました。西島さんがいろんなエネル … 続きを読む