【インタビュー】「キレイ-神様と待ち合わせした女-」阿部サダヲ、大河ドラマ主演を経て臨む舞台「新しい気持ちで挑もうと思う」

2019年10月8日 / 12:00

-「キレイ」のお稽古でも何か新しく試してみようと思っていますか。

 そうですね。この作品にもいろいろなタイプの役者の方々が出演するので、勉強したいし、挑戦もしてみたいと思っています。特に、今回は松尾さんがミュージカル色を強くしたいとおっしゃっているので、(自分の)歌のクオリティーを上げていきたいなと思います。

-本作は、東京公演の後、福岡、大阪での公演も控えています。長丁場の公演となりますが、公演中の体調管理はどのようにされていますか。

 実は、舞台をやっているときはそれだけで体調がいいんです。舞台は時間が決まっているので、規則正しい生活ができるんですよ。映像作品だと舞台よりも拘束時間が長いですし、決まった時間に終わるわけではないので、生活のリズムが崩れやすい。それに比べると、舞台は劇場に入って、決まった時間に終わる。だから、舞台をやっているときの方が、健康的ですし、体調もすごくいいんです。

-改めて本作の見どころを。

 再演とは言っていますが、キャストも新しくなり、新鮮な気持ちで見ていただけると思うので、今までの公演をご覧になった方も、初めて見る方も楽しんでいただけると思います。日本では、オリジナルのミュージカルはなかなかないんですが、この作品はまさにそれ。なんといっても、シアターコクーンの芸術監督(※)になった人の作品ですから!(笑)。これを機に、コクーンにも来てくれる人が増えるとうれしいです。そして、僕自身も大河とはまた違った、新しい気持ちで挑もうと思っています。実は、「いだてん」に出ている役者もこの作品には多数出演するんです。これだけ集まるのも珍しいと思うので、生きて、動いている「いだてん」の役者をぜひ生で見てください(笑)!

 ※松尾は、9月9日、Bunkamuraシアターコクーンの芸術監督に就任したことを発表。本作が、芸術監督就任後、初の演出作品となる。

(取材・文・写真/嶋田真己)

「キレイ-神様と待ち合わせした女-」

 「キレイ―神様と待ち合わせした女―」は12月4日~29日、都内・Bunkamuraシアターコクーンほか、福岡、大阪で上演。
公式サイト https://www.bunkamura.co.jp

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

丸山隆平「きっと誰も見たことがないものになる」 舞台「water」で挑む半自伝的作品【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年9月14日

 丸山隆平と、演劇団体マームとジプシーの主宰を務め、劇作家・演出家として注目される藤田貴大が企画し、作り上げる舞台「water」が9月27日から上演される。本作は、丸山の記憶の断片を散りばめながら、藤田の視点で見つけた京都という土地、そして … 続きを読む

倉悠貴 豊臣兄弟を支える軍師・黒田官兵衛を好演中「最後までしっかり演じ切りたい」【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年9月13日

-本作では戦国時代の過酷さが描かれる一方で、ユーモアのあるシーンも多いですが、その辺もお二人が空気感を作っているのでしょうか。  その点は、お二人と一緒に現場を引っ張ってくださる蜂須賀正勝役の高橋努さんの存在も大きいです。この作品は、戦国時 … 続きを読む

安田章大、『髪結いの亭主』の初めての舞台化に「人間たちの退廃感がより響くのではないか」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年9月9日

 1990年に公開されたパトリス・ルコント監督の代表作『髪結いの亭主』が、安田章大主演で初めて舞台化される。原作となる映画は、一人の男の純粋で偏愛的な恋心を描いたフランス映画の傑作。今回の舞台化では、原作映画を大胆にアレンジし、物語を195 … 続きを読む

【映画コラム】8月の公開映画から

映画2026年9月4日

「ミニオンズ&モンスターズ」(8月7日公開)★★★ 映画のパロディーが満載  最強最悪のボスを求めて旅を続けるミニオンズがたどり着いたのは、1920年代のハリウッド。西部劇の撮影に乱入したことから映画スタジオに入り込み、人気スターと … 続きを読む

山口馬木也 柴田勝家の最期は「不思議な体験でした」【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年8月30日

-劇中では、秀長と秀吉に対する「認めたくないが、認めざるを得ない」という勝家の複雑な心情が見事に表現されていました。秀吉役の池松壮亮さんとのお芝居はいかがでしたか。  仲野太賀さんと池松壮亮さんは、周囲に対する気配りを欠かさない素晴らしい俳 … 続きを読む

page top