エンターテインメント・ウェブマガジン
そうですね。でも、なっちゃんは自分の人生をどんどん開拓して成功する一方、雪次郎は失敗続きで全然開拓できません。だけど、人生を開拓できなくても、大きく道を踏み外さない限りは幸せになれるという雪次郎の人生も素晴らしいです。実際、生きていく上で、本当にやりたいことをやれている人は少ないし、後になって「やっぱりやりたい!」と行動に移せる人はもっと少ないですよね。そう考えると、雪次郎はそんなジレンマを振り切る強さがあって偉いと思います。
朝ドラのインタビューだと、こんなにも大勢のライターさん(約25人)が一気に集まってくれるという驚きとうれしさと同時に、同じ熱量で頑張ってきた今まではなんだったんだろう…と悲しさや悔しさもあります(笑)。
いろんな年代の方から「朝ドラ、見てますよ」と言われるようになったけど、名前は覚えられていないんですよね。「カメレオン俳優」って言われるけど、本当のカメレオンですよね。うれしさ半分、悲しさ半分です。
今回は4作ほどが重なった時期があって頭がごちゃごちゃでした。なので、本番に命を懸けて、現場ではギリギリまで時代設定とかキャラクターを思い起こして、本番の声が掛かると同時にスッと役に入り、感じたことをそのまま表現していました。それがスリリングで楽しくて、自分はこんなふうに動くんだ…と新しい発見もありました。その面白味がなかったら本当に嫌になっていたんじゃないかな。
(取材・文/錦怜那)
映画2025年12月5日
-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。 功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月4日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
-雰囲気のいい現場だったようですね。 中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
―確かにその通りですね(笑)。 ただ、大半は史実通りですが、(小田)新之助(井之脇海)とふく(=うつせみ/小野花梨)ととよ坊の一家、序盤に登場した蔦重の恩人の花魁・朝顔(愛希れいか)など、一部に私が創作したオリジナルキャラもいます。と … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む