エンターテインメント・ウェブマガジン
東出 やっぱりすごいなと…。その一言です。木暮はややとぼけたところのある人物なので、最初はしばらくそういう芝居が続きました。でもその後、初めて一対一で向き合うシーンを撮影したときは、それまでと全く違う熱を感じたんです。真剣に目と目を合わせる芝居をしてみたら、まるで心臓を殴られたような気持ちになって…。
瀬々 松重さんには何度か僕の作品にも出てもらっていますが、天使のような面と悪魔のような面がある。そんな持ち味が、木暮という人物にも生きています。守護天使のように「頑張れよ!」と佐伯を応援しながら、時には悪魔のようなささやきもする…。そういう両面性のある不可思議な存在感は、松重さんならではです。
東出 瀬々監督はこれまで『ヘヴンズ ストーリー』(10)や『64-ロクヨン-(前編/後編)』)、『友罪』など、犯罪を扱った作品をいくつも手掛けてきました。ただ今回は、そのいずれとも違った作品に仕上がっています。瀬々監督の下、みんなが同じ方向を向いて作った作品で、僕もその一体感を肌で感じながら演じていました。そういう空気も含めて、ドキュメンタリーのような雰囲気のある作品になったのではないでしょうか。
瀬々 “復讐”という視点から犯罪の被害者と加害者、それぞれの問題に迫るというテーマはとても現代的です。とはいえ、それだけにとどまらず、犯罪を通して現代を生きる人々の姿を描いた奥行きのある作品になったと思います。俳優の演技にも力があるので、登場人物たちのエモーションは視聴者の方にも伝わるはず。それが人の温かさなのか、人生の試練なのかは分かりません。いずれにしても、深みのある人間ドラマとして、皆さんに何かを感じてもらえたらうれしいです。
(取材・文・写真/井上健一)
ドラマ2026年4月11日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合 毎週日曜 夜8:00~ほか)。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄の秀吉(=藤吉郎/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中だ。本 … 続きを読む
ドラマ2026年4月11日
-シマケンが「良き相談相手」となるりんとの関係について教えてください。 シマケンとりんの2人のシーンには、独特の空気感が漂っています。りんの家族や親友の槇村太一(林裕太)が一緒のシーンはテンポよく進むのに、りんと2人きりになると、お互 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年4月9日
-お話からは劇団朱雀が常に進化を続けている様子が窺えますが、大衆演劇の伝統を大切にしつつ新しい演目を作り上げていく上で、心掛けていることはなんでしょうか。 太一 僕が舞台を作る上で最も大切にしているのが、その点です。当初は、「これを変えてし … 続きを読む
ドラマ2026年4月3日
-すごいですね。 それでも、「カット」がかかった途端、皆さんとても明るく振る舞っていらっしゃって。私だったら、役を引きずってしまい、すぐには切り替えられないと思います。きっと皆さん、亡くなった親族やご友人など、思い出す相手がいらっしゃって … 続きを読む
ドラマ2026年4月2日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=藤吉郎/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。3月29日に放送された第12回「小谷城の … 続きを読む