【インタビュー】『BACK STREET GIRLS -ゴクドルズ-』白洲迅、自己不信から脱却!イケメン枠でブレイクの兆し

2019年2月8日 / 12:00

 白洲は「漫画は爆笑しながら読んだけど、同時に実写化したときの想像がつかなくて不安が募ったし、26歳のこの歳でやくざ役ができるとは考えていなかったので、やり切れるか心配でした」と回顧。さらに、一人の人物を男女の役者で同時に演じることも悩みの種だったという。

 そのため、普段は演じる上で人に相談することはないが、このときばかりは岡本と話し合いを重ねて役作りに励み、白洲は岡本演じるアイリに、岡本は白洲演じる健太郎にすり寄る努力をしたとか。その作業は「大変だったけど、すごくいい経験」だったそうで、やくざ役も「男くさくやれた」と充実感をにじませた。アクションや殺陣のシーンも満足の出来で、「あまり練習時間がなかったけど楽しんでできました。まだまだだけど、以前よりアクションが好きになり、自信も持てるようになりました」と声を弾ませた。

 そして「原作やアニメファンが悲しい気持ちにならないようにきちんと演じました。漫画の良さが映画にも踏襲されています。プラス、アクションや格好良さ、人間模様、それぞれの葛藤が描かれていて、より厚みができたと思います」とアピールした。

 本作を経ての今後の展望を尋ねると、「女子のスクール水着を着たり、首に爆弾を付けられたり、変わった役は結構しているので、普通にキラキラした格好いい役で恋愛ものがしたいです」とリクエスト。

 ビジュアルはイケメン枠にはまるだけに、逆にそういう役が少ないことに驚いたことを伝えると、「そうですか?」とはにかみながら、「東山(紀之)さんみたいな、たくさんの格好良い役者を間近で見て、自分も俳優として、男として、しっかり格好つけきることは大事だと考えるようになったので、それを一つの目標にしたいです」と目を輝かせた。本作でも男気あるキリリとしたやくざ役を演じ切った白洲。今後もイケメン枠で本領発揮する姿に期待したい。

(取材・文・写真/錦怜那)

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

安田顕「水上くんの目に“本物”を感じた」水上恒司「安田さんのお芝居に強い影響を受けた」 世界が注目するサスペンスで初共演&ダブル主演「連続ドラマW 怪物」【インタビュー】

ドラマ2025年7月5日

-そのほか、撮影を通じて特に印象に残ったことがあれば教えてください。 安田 撮影が終盤に差し掛かった頃、原作者のキム・スジンさんにお目にかかる機会があったんです。キム・スジンさんは、それぞれのキャラクターに、ものすごく細かいバックボーンを作 … 続きを読む

TBS日曜劇場「19番目のカルテ」が7月13日スタート 新米医師・滝野みずき役の小芝風花が作品への思いを語った

ドラマ2025年7月5日

-松本さんとは初共演ですね。現場での印象は?  「はい、行くよ!」って声をかけて引っ張っていってくださる兄貴肌です。スタッフの皆さんとも積極的にコミュニケーションを取っていらっしゃる姿も見ますし、松本さんの存在で撮影現場全体が活気づいている … 続きを読む

南沙良「人間関係に悩む人たちに寄り添えたら」井樫彩監督「南さんは陽彩役にぴったり」期待の新鋭2人が挑んだ鮮烈な青春映画『愛されなくても別に』【インタビュー】

映画2025年7月4日

-陽彩はいわゆる“毒親”の母と2人で暮らすうち、自分の人生に期待を持てなくなってしまった人物です。そういう役と向き合うお気持ちはいかがでしたか。 南 陽彩にとって、親や家族は、居場所であると同時に、自分を縛る呪いのようなものでもあったと思う … 続きを読む

紅ゆずる、歌舞伎町の女王役に意欲「女王としてのたたずまいや圧倒的な存在感を作っていけたら」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年7月4日

 2019年に宝塚歌劇団を退団して以降、今も多方面で活躍を続ける紅ゆずる。7月13日から開幕する、ふぉ~ゆ~ meets 梅棒「Only 1,NOT No.1」では初めて全編ノン・バーバル(せりふなし)の作品に挑戦する。  物語の舞台は歌舞 … 続きを読む

【Kカルチャーの視点】異領域を融合する舞台芸術、演出家イ・インボの挑戦

舞台・ミュージカル2025年7月3日

▽長い時を刻む、大衆文化とは異なる魅力 -Kカルチャーが世界で注目される今、今回のような舞台表現はKカルチャーの中にどう位置づけられると思いますか?  K-POPや映画などの大衆文化も素晴らしいですが、伝統芸術はそれよりもはるか以前から続い … 続きを読む

Willfriends

page top