エンターテインメント・ウェブマガジン
DCコミックス原作のヒーローで、『ジャスティス・リーグ』にも参戦したアクアマンを主役に描くアクション大作『アクアマン』が2月8日に公開された。本作で、ヒロインのメラを演じたアンバー・ハードが公開に先駆けて来日し、インタビューに応じた。
私は、互いに高め合うという意味では、強い女性が強い男性を作ると思います。こういう物語の中で、スーパーヒーローであり、強くて、戦う女性でもあるという彼女の姿を通して、若い人たちにインスピレーションを与えられる、という意味では、メラはとても魅力的な存在だと思います。
とても大変でした。ほとんどのシーンは、後でCGと合成するので、私は何もない空間で想像力を働かせながら演じなければならなかったからです。また、実際にハーネス(安全ベルトの一種)を付けて、ワイヤでつるされるような撮影も多かったので、それも大変でした。リハーサルが始まる半年前から、毎日6時間トレーニングをしました。スーパーヒーローを演じるには、やはりスーパーなトレーニングが必要でした(笑)。
水中撮影も、ほとんどがCGI処理をするので、私たちはグリーンバックを背景にして演じるわけです。それに「ドライ・フォー・ウェット」(水なしで撮影し、その後の編集作業で水中で演技しているように加工する撮影手法)で撮影したので、実際の私たちの周りは乾いているんです。その代わり、逆に陸に上がったシーンでは、ずぶ濡れになって撮影しました。メラは水中で戦うシーンが多いので、常にそれを意識して、何もない所で想像をめぐらせながら演じなければなりませんでした。
それが「演技をする」ということです(笑)。つまり、自分の想像力を最大限に駆使しなければならないのですが、今回は、ジェームズ・ワン監督がいろいろと話をしてくれたり、映像を見せてくれたり、幾つかセットも作ってくれたので、とても助かりました。
ワン監督は、ビジュアルの天才だと思います。だから、彼が作り出す世界観を信頼していましたし、ぜひまた一緒に仕事がしたいと思いました。ただ、この映画はCGを使うシーンがとても多いので、監督は私たちには見えないところで仕事をしていることも多かったです。ジェイソンは見ての通り、全く魅力的ではないので…(笑)。本当は一緒にいてとても楽しかったです。弟のように感じました。
女優は、演じる全てのキャラクターに、自分自身を投影させたり、自分の経験を反映させるところがあります。その点、メラは、信頼できるキャラクターでした。また、世界的に「こういう女性を描いてほしい」という要求があり、それに対して、女性を正しく描くという、映画業界の使命もあると思います。私は、正義感にも増して、それを行動に移すことがとても大事だと思っています。その点、強くて行動力もあるメラは自分に似ていると思います。
舞台・ミュージカル2025年12月29日
映画『うちの弟どもがすみません』やドラマ『リベンジ・スパイ』など、数々の映画やドラマ、舞台で活躍する織山尚大の3年ぶりの主演舞台となる「エクウス」が1月29日から上演される。本作は、実際に起きた事件を基に描かれた、ピーター・シェーファーに … 続きを読む
映画2025年12月28日
今回は、筆者の独断と偏見による「2025年公開映画ベストテン」を発表し、今年を締めくくりたいと思う。 【外国映画】 2025年公開の外国映画を振り返った時に、今年の米アカデミー賞での受賞作は最近の映画界の傾向を象徴するようで興味深いもの … 続きを読む
ドラマ2025年12月26日
今年のヒットドラマ、Netflixシリーズ「おつかれさま」。子どもから親へと成長していく女性の人生とその家族を描き、幅広い世代から支持され大きな話題を呼んだ。IU(アイユー)との二人一役で主人公エスンを演じたムン・ソリに、ドラマの振り返り … 続きを読む
映画2025年12月24日
脚本家としても著名な荒井晴彦監督が、『花腐し』(23)に続いて綾野剛を主演に迎え、作家・吉行淳之介の同名小説を映画化した『星と月は天の穴』が12月19日から全国公開された。過去の恋愛経験から女性を愛することを恐れながらも愛されたい願望をこ … 続きを読む
映画2025年12月23日
2014年1月にスタートしたテレビ朝日系列の大ヒットドラマ「緊急取調室」。たたき上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称:キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一 … 続きを読む