エンターテインメント・ウェブマガジン
僕が参加したのは撮影の2カ月前からですが、彼らは出演が決まったときから、個人的に練習していました。ただし、体育館はなかなか予約が取れない上に、使えても週2、3回。だから、それ以外の日は夜な夜な公園に集まって練習していたようです。ハードルは高かったと思います。全国大会に出場する設定なので、現実的に考えたらものすごくレベルが高い。それに負けない熱量とプレーを見せなければいけないわけですから。その分、彼らは練習を通じてお互いに協力し合い、仲良くなっていきました。その雰囲気は映画の中にも生きていると思います。
アングルを変えて、少なくともワンプレーで3回は撮るので、彼らは大変だったはず。足もパンパンだったに違いありませんが、きちんと乗り切ってくれました。改めて、若さってすごいなと…。ダンクシュートだけはワイヤーでつっていますが、それ以外はすべて彼ら自身のプレー。だから、うそがありません。その努力が生きるように、細部にもこだわっています。
準備期間を含めてクランクアップまで4カ月ぐらいですが、その間にも彼らはどんどん成長しています。杉野くんなんかは本来、穏やかな性格ですが、竜二は熱血漢でテンションも高い真逆のキャラクター。大変だったと思いますが、きちんと演じてくれました。これでまた一歩成長したと思うので、今後が楽しみです。
若いキャストのみんなが頑張ってくれたおかげで、とても気持ちのいい映画になりました。「見てよかった。楽しかった」と思ってもらえたらうれしいです。「明日から頑張ろう」という元気をもらえる映画でもあると思うので、「私も!」、「俺も!」、「40を越えたオジサンも!(笑)」と、みんなでこの映画を見て元気になってください。
(取材・文・写真/井上健一)
舞台・ミュージカル2025年12月10日
-堤さんと高橋さんは高橋さんのドラマデビュー作以来のタッグと聞いています。堤さんは高橋さんの吉良上野介にどのような期待を寄せていますか。 堤 ぴったりだと思いますよ。生き馬の目を抜く芸能界で酸いも甘いも知り尽くしていますから。デビューの瞬間 … 続きを読む
ドラマ2025年12月8日
-治済に対する仇討ちのため、対立関係にあった蔦重と松平定信(井上祐貴)がタッグを組む展開にも驚かされると同時に、思わず胸が熱くなりました。 藤並 白河藩に戻った後の定信は、それまでとは打って変わって、大田南畝や山東京伝に本を書かせているんで … 続きを読む
映画2025年12月5日
-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。 功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月4日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
-雰囲気のいい現場だったようですね。 中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む