【インタビュー】『春待つ僕ら』平川雄一朗監督「若いキャストが頑張ってくれたおかげで、とても気持ちのいい映画になりました」

2018年12月14日 / 15:21

-本格的なバスケットボールの場面は、どれぐらい練習したのでしょうか。

 僕が参加したのは撮影の2カ月前からですが、彼らは出演が決まったときから、個人的に練習していました。ただし、体育館はなかなか予約が取れない上に、使えても週2、3回。だから、それ以外の日は夜な夜な公園に集まって練習していたようです。ハードルは高かったと思います。全国大会に出場する設定なので、現実的に考えたらものすごくレベルが高い。それに負けない熱量とプレーを見せなければいけないわけですから。その分、彼らは練習を通じてお互いに協力し合い、仲良くなっていきました。その雰囲気は映画の中にも生きていると思います。

-撮影も大変だったのでは?

 アングルを変えて、少なくともワンプレーで3回は撮るので、彼らは大変だったはず。足もパンパンだったに違いありませんが、きちんと乗り切ってくれました。改めて、若さってすごいなと…。ダンクシュートだけはワイヤーでつっていますが、それ以外はすべて彼ら自身のプレー。だから、うそがありません。その努力が生きるように、細部にもこだわっています。

-この作品を経験して成長した俳優の皆さんにも注目ですね。

 準備期間を含めてクランクアップまで4カ月ぐらいですが、その間にも彼らはどんどん成長しています。杉野くんなんかは本来、穏やかな性格ですが、竜二は熱血漢でテンションも高い真逆のキャラクター。大変だったと思いますが、きちんと演じてくれました。これでまた一歩成長したと思うので、今後が楽しみです。

-最後に観客にメッセージを。

 若いキャストのみんなが頑張ってくれたおかげで、とても気持ちのいい映画になりました。「見てよかった。楽しかった」と思ってもらえたらうれしいです。「明日から頑張ろう」という元気をもらえる映画でもあると思うので、「私も!」、「俺も!」、「40を越えたオジサンも!(笑)」と、みんなでこの映画を見て元気になってください。

(取材・文・写真/井上健一)

(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画「春待つ僕ら」製作委員会

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