エンターテインメント・ウェブマガジン
僕が参加したのは撮影の2カ月前からですが、彼らは出演が決まったときから、個人的に練習していました。ただし、体育館はなかなか予約が取れない上に、使えても週2、3回。だから、それ以外の日は夜な夜な公園に集まって練習していたようです。ハードルは高かったと思います。全国大会に出場する設定なので、現実的に考えたらものすごくレベルが高い。それに負けない熱量とプレーを見せなければいけないわけですから。その分、彼らは練習を通じてお互いに協力し合い、仲良くなっていきました。その雰囲気は映画の中にも生きていると思います。
アングルを変えて、少なくともワンプレーで3回は撮るので、彼らは大変だったはず。足もパンパンだったに違いありませんが、きちんと乗り切ってくれました。改めて、若さってすごいなと…。ダンクシュートだけはワイヤーでつっていますが、それ以外はすべて彼ら自身のプレー。だから、うそがありません。その努力が生きるように、細部にもこだわっています。
準備期間を含めてクランクアップまで4カ月ぐらいですが、その間にも彼らはどんどん成長しています。杉野くんなんかは本来、穏やかな性格ですが、竜二は熱血漢でテンションも高い真逆のキャラクター。大変だったと思いますが、きちんと演じてくれました。これでまた一歩成長したと思うので、今後が楽しみです。
若いキャストのみんなが頑張ってくれたおかげで、とても気持ちのいい映画になりました。「見てよかった。楽しかった」と思ってもらえたらうれしいです。「明日から頑張ろう」という元気をもらえる映画でもあると思うので、「私も!」、「俺も!」、「40を越えたオジサンも!(笑)」と、みんなでこの映画を見て元気になってください。
(取材・文・写真/井上健一)
映画2025年5月17日
-役作りをする上で気を付けたことはありましたか。 気を付けたことで言うと、子どもたちがメインで見るので、物語の展開もそうですけど、スピード感みたいなものは割と気を付けていました。あとは、「こうやって言ったら分かるよね」というような、押し付 … 続きを読む
映画2025年5月16日
『ノスフェラトゥ』(5月16日公開) 1838年。不動産業者のトーマス・ハッター(ニコラス・ホルト)は、自身の城を売却しようとしているオルロック伯爵(ビル・スカルスガルド)のもとへ向かう。 トーマスの不在中、彼の新妻エレン(リリー=ロー … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年5月16日
-ドラマ化が大ヒットを記録したこの作品をミュージカル化することにはどのような思いがありますか。 この作品をミュージカルにするのは、すごくハードルが高いのではないかと思ったので、驚きました。ストレートプレーで上演した方が、もっとダイレクトに … 続きを読む
映画2025年5月15日
-クリストファー・マッカリー監督の印象は? 今や彼は自分のおじさんのような存在なので「マッカリーおじさん」みたいな呼び方をしていますが、自分にとっては先生ですね。彼は演出だけではなくて指導力もとても優れています。自分が恵まれていると思うの … 続きを読む
映画2025年5月12日
ーところで本作は、研さんの9年ぶりの映画主演作だそうですね。 研 そういうことは全く頭になかったです。「何周年記念のお祝い」みたいなことがあまり好きではないんです。「何年やったからといって、何が偉いの?」と思ってしまって。自分が人間的に成長 … 続きを読む