エンターテインメント・ウェブマガジン
背負っているものが大きいので、大変ですよね。月曜日から金曜日まで、リハーサルをやって、撮影をして…。土日は薩摩弁をチェックしながら、せりふを覚えて…。これを1年以上続けているのは、本当にすごいこと。今回、僕が思ったのは、やっぱり方言が難しい。方言に頭がいってしまうと芝居がおろそかになるし、逆に芝居に熱を入れると、方言が違うと注意されるし…。ちょっと僕には難しそうなことを、頑張ってやっているなと。
それだけ長い間、一つの役をやり切るということは、ものすごくやりがいのあることでしょう。全てやり切ったときの達成感や、そのときに自分に返ってくるものも大きいに違いありません。ただその一方で、ひたすら出口の見えないトンネルを走っているような状態が続くと思うんです。そうすると、不安になったり、苦しくなったり、自分を見失う瞬間もあるはず。僕だったら、途中でノイローゼになってしまうかも(笑)。だからこそ、それをやると決めて、続けてきたことに対しては、とてつもない尊敬を覚えます。それは亮平くんだけでなく、過去、大河の主演を務めてこられた方たちは、本当に皆さんすごいなと。ただその一言です。
それぞれ意見を持って議論ができるというのは、いい関係性を築いている証拠です。その点は、亮平くんがリーダーシップを発揮して、意識してそういう現場を作ろうとしたからこそ。僕も、亮平くんと共演したシーンでは、気になったところについてディスカッションをして変更したこともあります。
坂本龍馬を演じたいと思っている人は、たくさんいます。僕自身もいろいろと幕末の歴史を学んできた中で考えると、やっぱり一番カッコいいキャラクター。そういう人物をやらせていただけるのは、ありがたいし、うれしいです。それだけに、賛否両論あるとは思いますが、変に気負わず、僕なりの坂本龍馬を演じていきたいです。
(取材・文/井上健一)
ドラマ2025年7月1日
ドラマ「私があなたといる理由~グアムを訪れた3組の男女の1週間~」が、7月1日からテレ東系で放送がスタートする。本作は、グアムを訪れた世代が違う男女3組のとある1週間を描いた物語。30代の夫婦(蓮佛美沙子、溝端淳平)、20代の大学生カップ … 続きを読む
ドラマ2025年6月29日
-それが変わってきたということでしょうか。 物事は、ある程度加速がつき、歯車がスムーズに回り始めれば、少ないエネルギーで進んでいくようになりますが、スタートするときは膨大なエネルギーが必要です。この作品もそういう過程を経て、ようやく彼が笑 … 続きを読む
映画2025年6月27日
-30年間やってきて、栗田さんなりのルパンに対する思いや魅力について。また栗田さんにとってルパンとはどういう存在でしょうか。 やっぱりルパン三世の声は、パート2や『ルパン三世 カリオストロの城』(79)の頃の、山田さんが一番元気だった頃の … 続きを読む
映画2025年6月27日
-三池崇史監督の演出や映画に対する姿勢についてはどう感じましたか。 大倉 あまり無駄なことはおっしゃらないです。すごく明確な演出をなさいます。僕の場合は、校長と薮下先生との間に挟まれているという、スタンスにちょっとよどみがあったのかもしれな … 続きを読む
映画2025年6月27日
『アスファルト・シティ』(6月27日公開) 犯罪と暴力が横行するニューヨークのハーレム。クロス(タイ・シェリダン)は医学部への入学を目指し勉学に励む一方で救急救命隊員として働き始める。 ベテラン隊員のラット(ショーン・ペン)とバディを組 … 続きを読む