エンターテインメント・ウェブマガジン
幕府軍と長州が京の町で激突した“禁門の変”をきっかけに、戦乱の火ぶたが切って落とされた大河ドラマ「西郷どん」。主人公・西郷吉之助(鈴木亮平)は、薩摩軍の総司令官として幕末の動乱を戦い抜くこととなる。そんな吉之助を支え、薩摩藩の実務を取り仕切るのが、家老の小松帯刀。演じる町田啓太が、時代劇初挑戦となる本作に懸ける意気込みと、「花子とアン」(14)以来となる鈴木亮平との共演について語ってくれた。
実は以前からいろいろなところで「時代劇をやってみたい」と言っていたんです。だから、お話を頂いたときは本当にうれしかったです。ただ、大河ドラマと聞いて、ものすごく驚き、動悸(どうき)が激しくなりました(笑)。
頭脳明晰(めいせき)なエリートで、人格的にも立派な人だと書かれた文献がたくさん残っていました。だから、読めば読むほどプレッシャーを感じて、「大丈夫かな…?」と(笑)。僕はどちらかというと、勉学に励むよりも体を動かすことが多かった方なので。
僕は今、28歳ですが、実は小松帯刀が薩摩藩の家老職に就いたのも28歳。それを知って、同い年の僕は、同じような視点で物事を見ることができるだろうかと、改めて考えさせられました。だから、国のため、藩の将来のために奔走するとはどういうことなのか、しっかり調べて向き合わなければと思いました。
普段から役を演じるときは、そのキャラクターにきちんと寄り添うことを心掛けています。今回は実在の人物なので、リスペクトする気持を忘れず、できる限りご本人のことを調べた上で現場に臨もうと。そうしないと、せりふをしゃべっていても説得力が出ませんから。そのため、文献を読むだけでなく、撮影に入る前に鹿児島に行き、お墓参りをして、小松さんが育った土地の空気を肌で感じてきました。そういう経験の中からキャラクターを膨らませていけば、見てくださる方に何かを届けられるはずだと信じています。
たくさんありますが、特に印象的だったのが、温泉にまつわる話。温泉が大好きで、霧島温泉や指宿温泉など、いろいろな所に行かれていたそうです。坂本龍馬が夫婦で薩摩を訪れたときも、そのお膳立てをしたという記録まで残っているほど。それぐらい温泉に詳しかった人ですが、単に好きなだけでなく、気取らずに普通の人たちに混じって入浴していたそうです。上級武士でも、裸で温泉に入れば身分は分かりません。だから、そこで地元の人たちが話している本音を聞いて、時には上役に進言するなど、政治に役立てていたのだとか。そういうところからも、広く人の話を聞く耳を持っていたことが分かります。
ドキドキでした(笑)。事前に(鈴木)亮平さんから聞いていたのですが、扮装をしてセットに入ると、そこから受けるパワーがものすごい。圧倒される部分もありますが、その中でお芝居ができる喜びの方が大きくて、毎回、気持ちが高揚しています(笑)。
全てが難しいです。所作はもちろんですが、せりふ一言でも当時のにおいみたいなものを大事にしなければいけませんし…。現代劇と違い、感情だけでできない部分がたくさんあります。技術が必要だと痛感しました。ただ、第一線で活躍されている先輩方とご一緒させていただけるので、とても勉強になります。
「花子とアン」の頃からストイックな方でしたが、今回も初めて会ったとき、本格的に体作りをされている様子を見て衝撃を受けました。完全に西郷隆盛にしか見えません。とはいえ、真面目なだけでなく、チャーミングなところもあり、みんなを笑わせて場を和やかにしてくれる。その包容力はすごいなと…。亮平さんが現場の空気を作ってくださっていたので、僕も思い切って飛び込むことができました。本当にいろいろなことを勉強させてもらっています。
映画2026年10月9日
10月9日から全国公開となる『遥かな町へ』は、「孤独のグルメ」「神々の山嶺」で知られる漫画家・谷口ジローの名作を実写映画化した作品だ。 建築デザイナーとして活躍する48歳の中原博史(大谷亮平)が、故郷・鳥取県の倉吉で母親の墓参りを済ませ … 続きを読む
映画2026年10月8日
「バックルームズ」(9月4日公開)★★★ 出口のない迷宮が生む恐怖 “あるはずのない隙間”から、黄色い壁に囲まれ蛍光灯に照らされた迷宮のような空間へ迷い込んだ男(キウェテル・イジョフォー)が、出口を求めてさまよう。インターネット発の都市伝 … 続きを読む
ドラマ2026年10月7日
10月7日(水)よる11時からカンテレ・フジテレビ系全国ネット「水ドラ★イレブン」枠で、新ドラマ「小麦とバターと復讐と」がスタートする。 夫と助手に裏切られ、命を落としたパン職人の野崎ミチルが、2年前にタイムリープし、過去をやり直しなが … 続きを読む
映画2026年10月1日
大腸がんによって24歳で他界した遠藤和(のどか)さんが亡くなる10日前までつづり続けた手記を映画化した『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が、10月2日から全国公開される。本作で、主人公の和と夫の将一を演じた、川口春奈と高杉真 … 続きを読む
映画2026年10月1日
余命1年の音楽教師・京香(広瀬アリス)と、喜び以外の感情を失った高校生・沖晴が織りなす、切なくも温かい感動の人生賛歌『沖晴くんの涙を殺して』が10月2日から全国公開される。本作で、訳あり高校生の沖晴を演じた木戸大聖に話を聞いた。 -沖晴の … 続きを読む