エンターテインメント・ウェブマガジン
愛機ミレニアム・ファルコン号で銀河を疾走する伝説のヒーロー、ハン・ソロ。『スター・ウォーズ』シリーズ屈指の人気を誇る彼は、いかにして愛すべき悪党となったのか。ルークとレイアに出会う前、若きハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)の知られざる過去を描いた『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』が6月29日から全国公開される。公開を前に来日したロン・ハワード監督が、映画製作の裏側を楽しく語ってくれた。
僕にとっての『スター・ウォーズ』は、ポップコーンムービーエンターテインメントの最高峰であり、最も野心的で、最高の現実逃避映画だと思います。
最初は「ちょっと大変かな」と思いましたが、同時に、超大作を撮るのは久しぶりだったのでワクワクしました。オファーを受けた理由は、自分にとってもクリエーティブな冒険になると思ったからです。また、自分の人生においても、心のためにも、リスクを受け入れるには、いいタイミングだったのかもしれません。僕自身はスピード狂ではありませんし、危険なことをするのも好きではありませんが、ストーリーテラーとして考えると魅力的なストーリーでした。もちろん、これまでのさまざまな経験から、「自分だからこそ、この映画に与えられるものがあるはずだ」という自信もありましたよ(笑)。
実は、今回の話を頂いたときに、僕もちょっとそんなことを感じました。「きっとこれは僕がやるべき映画だったんだろうな」と。まだ俳優をしていた10代の頃に、監督になりたいと思い始めて、心の底から映画に恋するようになりました。そのときの僕の夢はとても大きかったのです。ある意味、僕はその夢をまだかなえていません。「僕の最高傑作はこれだ」という映画が撮れるのは、まだ先のことだと思っています。
最初に(ローレンスとジョナサンの)カスダン親子の脚本を読んだときに、そういう意図があると感じました。僕が参加してからも、その点についてはたくさん話し合いました。でも、僕にとって重要だったのは、全体のスピード感や、ハン・ソロとファルコン号がどうやって出会うのか、彼の、パイロットとしての高度なスキルなどを、きちんと表現することでした。僕もクラシックな西部劇の要素は好きですが、今回は、1960~70年代のアメリカのクライム物、例えばスティーブ・マックィーンの『ブリット』(68)のように、西部劇的な感じがするけれど、車を使ってそれを表現するような映画を参考にしました。今回は、そうした映画や、西部劇、黒澤映画、初期のスター・ウォーズの要素と、70年代のアメリカンロックンロールのような感覚を一緒にしてみたかったのです。
映画2025年11月22日
『TOKYOタクシー』(11月21日公開) タクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)は、85歳の高野すみれ(倍賞千恵子)を東京の柴又から神奈川県の葉山にある高齢者施設まで乗せることになった。 すみれの「東京の見納めに、いくつか寄ってみたい … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月22日
数々のミュージカル作品へのオマージュが登場するコメディーミュージカル「サムシング・ロッテン!」が12月19日から上演される。2015年にブロードウェイで初演された本作は、「コーラスライン」、「アニー」、「レ・ミゼラブル」などの人気ミュージ … 続きを読む
映画2025年11月21日
日本独特のおかしな校則、ブラックな職場環境、暴走するSNSやネット報道といった社会問題を背景に、大人になりきれない中学校教諭が、生徒たちの金髪デモに振り回されながら成長していく姿を、坂下雄一郎監督がシニカルな視点で描いた『金髪』が全国公開 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月21日
映画やドラマ、アニメなど幅広いメディア展開を遂げてきた人気漫画「DEATH NOTE」のミュージカル版「デスノート THE MUSICAL」が11月24日から上演される。2015年に日本で世界初演された本作は、原作のスリリングな物語を世界 … 続きを読む
ドラマ2025年11月20日
なにわ男子・大西流星と、timelesz・原嘉孝がW主演する「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 横浜ネイバーズ Season1」が、2026年1月から放送がスタートする。 本作は、令和版『池袋ウエストゲートパーク』として注目を … 続きを読む