エンターテインメント・ウェブマガジン
あれだけ強い女性ですからね。多少は尻に敷かれているところがあったかもしれません(笑)。「お由羅騒動」とは呼ばれても、「斉興騒動」とは呼ばれないわけですから。そのあたりからも、由羅の強さが感じられます。とはいえ、江戸でも薩摩でもずっと一緒にいたわけですから、2人が愛し合っていたことは確か。そんな由羅を、小柳ルミ子さんが大変魅力的に演じてくださいました。
僕はちょうど40歳のときに大久保を演じたのですが、1年間やったので、やっぱり体に染み付いたものがあります。だから、大久保に対する思いや、当時の思い出みたいなものがよみがえってきて、斉興と大久保の対面シーンは、とても楽しみにしていました。西郷を救うために斉興のもとへ飛び込んでくるあたり、いかにも大久保らしいですよね。
これからですよね、大久保が台頭してくるのは。今は西郷の方が立っていますが、これからどんどん大久保らしさが出てくると思うので、期待しています。
NHKで偶然、西田さんに会ったとき、ナレーションをやるとご本人から聞きました。そのとき、これは面白いなと。オンエアを見ると、「翔ぶが如く」で西郷を演じたという西田さん自身の思いも、ナレーションに込められているような気がします。毎回、少しずつニュアンスも違いますし、ドラマを盛り上げていますよね。
西郷はどちらかと言うと野放図なところがある人物ですが、鈴木さん自身は非常に知的で繊細な俳優。なので、オンエアを見ながら、「こういうふうに演じるのか」、「こういうところで涙を流すのか」と楽しんでいます。また新しい才能のある俳優が出てきたなという印象です。
「二度とその顔を見せるな!」と一喝する場面ですね。撮影中はすれ違いが多く、鈴木さんと言葉を交わす機会はあまりありませんでしたが、お互いに丁々発止で芝居をすること自体が俳優同士の会話みたいなもの。そういう意味で、あの場面は楽しく演じられました。「翔ぶが如く」にはなかった場面だと思いますが、この作品では斉興が西郷にも大久保にも会えるので、うれしかったです。
大河ドラマは日曜8時に決まって放送されていることもあって、知り合いもみんな見てくれるんですよね。そういう意味で、大河ドラマは他にはない独特の魅力がある作品。僕ももういい年ですが、年齢にふさわしい役があればぜひまた出たいです。
(取材・文/井上健一)
映画2026年4月24日
『今日からぼくが村の映画館』(4月17日公開) 南米ペルー、アンデスの小さな村に住む少年シストゥは、風が運んできた新聞の映画広告を手にする。導かれるままにたどり着いた移動映画館で初めて“映画”を知ったシストゥは、たちまちその物語に魅了され … 続きを読む
ドラマ2026年4月23日
-りん役の見上愛さんとの共演はいかがですか。 見上さんは、お芝居のスイッチをすぐに切り替えられる器用な方で、同世代の俳優としてとても刺激を受けています。現場では、大変なことも多いはずですが、常に元気いっぱい、楽しそうで。そんな見上さんが、 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年4月23日
舞台「鬼滅の刃」其ノ陸 柱稽古・無限城 突入が6月13日から上演される。原作漫画「鬼滅の刃」はコミックスの全世界累計発行部数が2億2000万部を突破。その大人気作品の舞台化で、シリーズ6作目となる本作では、柱稽古、そして無限城の戦いを描く … 続きを読む
ドラマ2026年4月22日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=藤吉郎/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。4月19日に放送された第15回「姉川大合 … 続きを読む
ドラマ2026年4月21日
―本作では思春期の不安や葛藤、暴走が描かれますが、ご自身の思春期と重ねて考えたことはありますか。 鈴木 中高生の頃は「ぼくは幸せな人間なんだ」と自覚して生きていて、実際に幸せだったので、当時はそういう部分をあまり見ないようにして、きれいな記 … 続きを読む