エンターテインメント・ウェブマガジン
本田 お嬢さまならではの落ち着きや、心のゆとりを持って、感情的にならないことに一番気を付けました。
坂口 塔子さんってあまりリアルではないというか、漫画の中の理想的なお嬢さまだから、すごく難しい役だろうなと思って見ていたけど、本当によくできていたよね。
坂口 すごく負けず嫌い。それは、クランクインの日から監督の演出を理解して、自分の中で塔子さんをしっかり作ってからお芝居をしているところで感じました。そのおかげで、台本の中の情報量が少なくて、イメージしにくかった塔子さんが出来上がって、とてもやりやすくなりました。
本田 好印象です! 坂口くんは助監督という役を意識して、常にスタッフとコミュニケーションを取っていたので、普段から役に関して勉強している方だと感じたし、そういう現場での居住まいがとてもすてきでした。
坂口 綾瀬さんはとてもナチュラルで、その場面で一番いい反応を的確に返してくれる方でした。例えば、笑う芝居の場合、役者の中には「笑うシーンだから笑おう」と考えて演じている人もいるだろうけど、綾瀬さんは本当に笑ってくれるから、僕も自然に笑っていました。だから、健司は感情の起伏が大きくてエネルギーを使う役で、自分の普段のテンションより上げなきゃいけないし、大変だったけど、綾瀬さんとのシーンでは気張らずにできました。
坂口 映画を見ているときは、自分とは違う精神になって、その時間を生きられることかな。やくざ映画だったら自分も強くなった気になるし、歴史ものだったらタイムスリップした気分にしてくれるし、パラレルワールドみたいな気がします。
本田 この映画でいえば、最近はアクションとかハラハラドキドキとか、いろんな要素が詰まった作品が多い中、シンプルに恋愛にフォーカスしているところが魅力だと思います。だからこそ、恋の純粋さや切なさに感動するし、最後は涙が出るんじゃないかな。クラシカルな世界観や衣装も見どころです。
本田 アメコミの世界がいいな。『アベンジャーズ』シリーズとかでヒーローをやってみたいです。
坂口 このままの自分で映画の世界に行くから、翼ちゃんがヒーローになれるわけじゃないんだよ。
本田 そっか…。だったら『アバター』(09)。現実にはない世界観のところに行ってみたいです!
坂口 僕は戦国時代がいいから、最近の映画だと『関ヶ原』(17)。徳川家康(役所広司)に「石田三成(岡田准一)が来ますよ」と言ったりして、かき回したいですね(笑)。
(取材・文・写真/錦怜那)
ドラマ2025年10月20日
-高橋さん、沖縄の言葉は大変でしたか。 高橋 真栄田に関しては「ないちゃー(本土の人間)」と言われているような男なので、そこまで大変ではなかったのですが、(小林)薫さんや青木(崇高)さんは結構大変だったと思います。真栄田は彼なりによかれと思 … 続きを読む
映画2025年10月17日
-豪華キャストが生き生きとコメディーを演じているのが「オリバー」の人気の理由ですが、そういうアイデアは、現場で出演者の皆さんから出てくる部分も多いのでしょうか。 オダギリ みんなで楽しもう、という雰囲気はあるとは思うんですが、コメディーって … 続きを読む
映画2025年10月17日
『ストロベリームーン 余命半年の恋』(10月17日公開) 病弱な体のため、学校にも通えず毎日独りで家の中で過ごしてきた桜井萌(當真あみ)。彼女のひそかな夢は、自分の誕生日に好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれるという、6月の満月 「ストロベ … 続きを読む
映画2025年10月16日
-そうやって出来上がったふわふわとした初五郎の存在が、対照的に絵の道を極めようとする北斎親子の生きざまを際立たせている印象です。北斎親子についてはどのような印象を持たれましたか。 2人とも自分の意志を曲げないので、ことあるごとにぶつかり、 … 続きを読む
映画2025年10月15日
-団塚監督の印象は? 遠藤 出来上がった映像を見て、びっくりしました。予想だにしないアングルがあったり、編集にも想像がつかないような斬新さがあって面白かった。監督は、撮影中に何か言う時も、この若さでと思うぐらいとても適切でした。言うことが全 … 続きを読む