エンターテインメント・ウェブマガジン
やっぱり、政次役の(高橋)一生さんがクランクアップした時は「もう明日からいないんだ…」という気持ちになりました。ご本人も寂しそうにしていましたし…。政次とは碁を打つシーンが多かったのですが、撮影はものすごく大変だったんです。1日で何シーンも撮るので、せりふが混乱してしまったり…。そういうものを乗り越えた役者同士の絆みたいなものが培われたと思っていたので、それがなくなる不安や寂しさがありました。
お母さんも亡くなりましたからね…。少しずつ減っていくにつれ、徐々に「終わるんだな」という覚悟ができますが、1年以上にわたるプロジェクトならではの、心の交流やお芝居の交流があったので、喪失感や寂しさみたいなものも感じています。ただ、龍雲丸はまだ生きているので、また出てくるのかどうか…。それが気がかりです(笑)。
今振り返ると、そんなにたっていた? という感じで、浦島太郎状態です。家に帰るのは、せりふを暗記するのと寝るためだけ。他のことは一切やっていなかったので、本当に一瞬という感じで…。特に城主時代は、これしかやっていないというぐらい夢中でやっていました。でも、それはイコール、充実していたということですからね。
そうです。自分では飽き性だと思っているので、モチベーションが続くかどうか、最初は不安でした。でも、台本が本当に面白くて、スタッフや共演者の方にも恵まれていたおかげで、ずっと楽しいまま続けてこられました。だから、まだ終わりたくないなと思いつつも、いやそろそろ終わらないと…という気持ちです(笑)。
今は万千代や万福たち新しい世代が活躍しているので、城主時代とは違った立場を生かして、彼らにどんなことを継承していけるのか。それが楽しみです。人々の心情を上手に捉えた脚本の面白さはずっと変わりませんが、私も右脳派の人間なので、そういった感情の表現には最後までこだわっていきたいです。
(取材・文/井上健一)
映画2026年2月21日
『クライム101』(2月13日公開) 米西海岸線を走るハイウェー101号線上で、数百万ドルの宝石が消える強盗事件が多発。デービス(クリス・ヘムズワース)の4年間にも及ぶ犯行は完璧だったが、犯罪組織からの追跡や警察内部の陰謀、そしてルー刑事 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年2月19日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼相撲 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年2月19日
小林聡美が主演する舞台「岸辺のアルバム」が、4月3日から上演される。本作は、数々の名作ドラマを世に残した山田太一が原作・脚本を務め、1977年に放送された連続ドラマを舞台化。一見平和で平凡な中流家庭の崩壊と再生を描く。ドラマでは八千草薫が … 続きを読む
ドラマ2026年2月17日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=藤吉郎/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。2月15日に放送された第6回「兄弟の絆」 … 続きを読む
映画2026年2月16日
-本作を経験して、2時間サスペンスの魅力をどのように感じましたか。 名取 普遍的な人間の心情を描きながらも、泣いて、笑って、手に汗握って、リラックスしながら見られるところが一番の魅力ですよね。「何番目に名前が出る俳優が犯人だ」とか、だいたい … 続きを読む