エンターテインメント・ウェブマガジン
やっぱり、政次役の(高橋)一生さんがクランクアップした時は「もう明日からいないんだ…」という気持ちになりました。ご本人も寂しそうにしていましたし…。政次とは碁を打つシーンが多かったのですが、撮影はものすごく大変だったんです。1日で何シーンも撮るので、せりふが混乱してしまったり…。そういうものを乗り越えた役者同士の絆みたいなものが培われたと思っていたので、それがなくなる不安や寂しさがありました。
お母さんも亡くなりましたからね…。少しずつ減っていくにつれ、徐々に「終わるんだな」という覚悟ができますが、1年以上にわたるプロジェクトならではの、心の交流やお芝居の交流があったので、喪失感や寂しさみたいなものも感じています。ただ、龍雲丸はまだ生きているので、また出てくるのかどうか…。それが気がかりです(笑)。
今振り返ると、そんなにたっていた? という感じで、浦島太郎状態です。家に帰るのは、せりふを暗記するのと寝るためだけ。他のことは一切やっていなかったので、本当に一瞬という感じで…。特に城主時代は、これしかやっていないというぐらい夢中でやっていました。でも、それはイコール、充実していたということですからね。
そうです。自分では飽き性だと思っているので、モチベーションが続くかどうか、最初は不安でした。でも、台本が本当に面白くて、スタッフや共演者の方にも恵まれていたおかげで、ずっと楽しいまま続けてこられました。だから、まだ終わりたくないなと思いつつも、いやそろそろ終わらないと…という気持ちです(笑)。
今は万千代や万福たち新しい世代が活躍しているので、城主時代とは違った立場を生かして、彼らにどんなことを継承していけるのか。それが楽しみです。人々の心情を上手に捉えた脚本の面白さはずっと変わりませんが、私も右脳派の人間なので、そういった感情の表現には最後までこだわっていきたいです。
(取材・文/井上健一)
ドラマ2024年11月23日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。11月17日に放送された第四十四回「望月の夜」では、3人の娘を天皇の后にした藤原道長(柄本佑)が、有名な「このよをば わがよとぞおもふ もちづきの かけたることも なしと思へば」という「望月の歌 … 続きを読む
映画2024年11月22日
『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』(11月22日公開) 真面目な税務署員の熊沢二郎(内野聖陽)は、天才詐欺師の氷室マコト(岡田将生)の巧妙な詐欺に引っかかり大金をだまし取られてしまう。 熊沢は、親友で刑事の八木(皆川猿時)の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2024年11月20日
-なるほど。では、公演が12月ということで、2024年の振り返りをお願いします。 今年は自分で掲げた目標に対しての成果も感じることができたので、充実した1年でした。これまではどこかで「やらされている」という感覚があって、自分の意志でできた … 続きを読む
ドラマ2024年11月17日
Q:合格に向けて、どのように勉強されたか教えてください。 早川 中3の2月に、予備試験を目指すぞって決めてからは、興味の赴くままがむしゃらに勉強してました。平日は、学校から帰ってきて、先ほどお話しした「伊藤塾」のオンライン授業を夜10時 … 続きを読む
映画2024年11月15日
-お2人は今回初共演となりますが、現場での様子はいかがでしたか。 八村 「シェアハウス対ユウ」という構図がある中で、共演者の方々とどういう距離感で接すればいいのか、だいぶ悩みました。でも僕は、役のために距離を取ったりすることが苦手なんです。 … 続きを読む